「転職したければ大手に登録すれば良いや」と思っていたら、大失敗した話

「転職したければ大手に登録すれば良いや」と思っていたら、大失敗した話のイメージ

「あぁ、仕事がつらい…。転職したいな」

新卒で就職したものの今の会社に満足できなくて転職をしようかと考えている20代は少なくありません。転職するなら30代までが良いという話もあります。とくに20代後半は転職が活発になる時期ですね。

「よしっ!転職エージェントに登録しよう」

たった3分ほどで無料登録ができるので転職エージェントに登録する決意を固めます。

「どこがいいのかぜんぜんわかんないけど、やっぱ大手がいいかな」

なんとなくの感覚で大手転職エージェントを選んだのが間違い……。大手転職エージェントに登録したものの、求人案件を紹介されただけで全然サポートなし。でも、試しにあまり聞いたことがない会社に登録してみたら、充実したサポート体制で驚いた、というのもよくある話。

転職成功者は
平均4.2社のエージェントを利用

転職時に登録したエージェント数は全体で平均2.1社なので、平均より2社程多く積極的にエージェントを利用した人が転職に成功しています。

複数の転職エージェントを併用することで、自分に合っているアドバイザーや希望条件の求人を見つけることができるようです。
無料相談だけでも、転職成功へと近づきます。

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この記事のもくじ

実は大手エージェントは、ダメなキャリアカウンセラーも多い…?

意外に思われるかもしれませんが、大手転職エージェントだからといって必ずしも優秀なキャリアカウンセラーと出会えるとは限らないのです。大手転職エージェントだと経験が浅いキャリアカウンセラーが担当につく可能性があります。キャリアカウンセラーが担う責任はたくさん。

  • 転職者に合った求人を紹介
  • 企業への推薦文の作成
  • 面接の日程調整
  • 給与の交渉 など

あまり知られていないかもしれませんが、企業に応募する際にキャリアカウンセラーからみた転職者の魅力を伝える推薦文を添えます。書類選考を通過するために大切なもの。しかし、若手キャリアカウンセラーだと、どの企業でも同じ文章を使いまわしたり、いまいち魅力が伝わらない文章だったり。

その他、さまざまな交渉においてベテランのキャリアカウンセラーは良いパフォーマンスを発揮してくれるケースが多いです。経験・スキルって重要ですからね。20代の転職者には2、3コぐらい年上の若手キャリアカウンセラーがつくことが多いです。年齢が近いと相談しやすいという配慮なのですが、デメリットもあります。

優秀なカウンセラーに出会うための2つのポイント

優秀なキャリアカウンセラーに出会うためには2つのポイントがあります。

  1. 親身に相談にのってくれる転職エージェントを選ぶ
  2. 希望する業界・業種にマッチした転職エージェントを選ぶ

まず、転職に成功した多くの転職者が感じていることはキャリアカウンセラーのカウンセリング能力の高さです。自分の志望する企業を紹介してくれるのはもちろんのこと、きちんと描けていなかったイメージを具体化させてくれるサポートもしてくれるというのです。

通常キャリアカウンセラーとの面談は1時間なのですが、必要であれば30分ほど延長してくれる柔軟さがあったという声もあります。転職者のことを一番に考えた選択ですね。

大手の転職エージェントのなかには会社の方針として手間のかかる相談には力をいれず、求人紹介をメインとしているところがあります。多くの転職者が登録するので、効率の良さを意識しているというわけですね。

次に、専門性の高い仕事をしていた転職者はその専門性の高い転職エージェントを選ぶことをおすすめします。大手の転職エージェントは「総合型」と呼ばれ、幅広い求人案件を扱っていますが、より専門的なサポートを行ってくれる「専門特化型」の転職エージェントのほうがよりマッチした案件を紹介してくれる可能性が高いです。

転職者が持っている経験やスキルを正確に把握するためには専門用語を使わないといけないことがあります。一般的に知られている言葉ではないので、キャリアカウンセラーが必ずしも正しく把握できるとは限りません。専門性の高い転職エージェントに所属するキャリアカウンセラーだと専門用語はもちろんのこと業界動向や企業特徴を正確に把握しているでしょう。転職者と企業の架け橋になる存在なので、正確な情報伝達能力が必要です。

理想的な転職を成功させるためには、3社以上の登録が必須!?

自分に合った企業と出会うためにはとにかく多くの企業のことを知らないといけません。たくさんの企業のことを知ったうえで選考を受けるところを決めていくのが好ましいでしょう。

転職エージェントによっては3社ほどしか紹介してくれなかったということもあるようです。経歴や志望内容を考慮したうえでの判断のようですが、3社しかないなかで正確な判断かできるでしょうか。比較検討して企業の良いところとそうでないところを理解したいですよね。

そのためには、転職エージェントを3社以上登録することをおすすめします。メリットは2つあります。

  1. 多くの求人案件を比較検討できる
  2. より相性の良いキャリアカウンセラーと出会えるチャンスが増える

まず、単純計算すると、3社に登録すると1社に登録する3倍の求人案件と出会えるというわけです。なかには、その転職エージェントにしかない求人というものもあります。企業としても採用にかけられるコストは限られているので複数の転職エージェントに依頼していないケースがあるためです。多くの求人案件を比較検討するためには転職エージェントに3社以上登録すると良いでしょう。

次に、複数の転職エージェントに登録すると、複数のキャリアカウンセラーと出会えることのメリットを感じてください。1社だけに登録していると、その転職エージェントのキャリアカウンセラーだけが基準となるため、何かコミュニケーションミスが起きても、そんなものか……と思ってしまいます。求人案件と同様にキャリアカウンセラーの比較検討は必要です。

転職エージェントは3社以上登録して、求人案件の紹介状況やキャリアカウンセラーとの相性を確認したうえでメインとサブを使い分けるのが良いですね。転職エージェントは無料で登録できるので複数社に登録しても問題ありません。

20代なら必ず登録すべき、転職支援サービス

転職を成功させるためには20代の転職を得意にしている転職エージェントを利用することをおすすめします。フリーターや既卒、第二新卒の転職を得意としている転職エージェントもあります。一方、40代以上の管理職向けの転職エージェントもあるので、自分の特性に合った転職エージェントを選ぶことが大切です。

それでは、20代に相性の良い転職エージェントを4つ紹介します。

ハタラクティブ

情報量 サポート力 転職成功率

ハタラクティブは20代に特化した就活支援サービスです。利用者実績は約15万人以上で安心できるサポート体制が整っています。マンツーマンで人生相談や面接対策をしてくれるので、やりたいことが漠然としていてもしっかり寄り添ってくれます。2014年度~2016年度まで「若者キャリア応援制度」受託事業者として厚生労働省から認可されていました。

就職shop

情報量 サポート力 転職成功率

利用者の9割が20代で実績がたくさん。最終学歴は高校・短大・専門学校・大学・大学院などさまざまです。とくに新卒・第二新卒を歓迎しています。正社員への就職を徹底サポートしてくれ、入社後の定着率も大切にする信頼感があります。

マイナビ20’s

情報量 サポート力 転職成功率

20代・第二新卒・既卒向け転職エージェントです。名前に「20’s」とついているだけあって、20代に特化した転職支援サービスを展開しています。新卒で入社したが早期退職したケースやさらなるスキルアップをしたくて転職したいというケースを取り扱っています。口コミでも評判が良いのが特徴です。

UZUZ

情報量 サポート力 転職成功率

入社1年後の定着率は94.7%と高く、転職者にマッチした求人案件を紹介して内定へとつなげていることがわかります。UZUZの社員は元既卒あるいは元第二新卒なので、気持ちを理解したうえで適切なサポートをしてくれます。知名度はあまりありませんが、優良な転職エージェントです。

もちろん、すべてのエージェントが無料で利用可能

今回ご紹介した転職エージェントはすべて無料で利用できます。

企業に直接申し込むという方法もありますが、一人で転職活動をするのは不安ではありませんか。応募書類の添削や面接対策を実施してくれる転職エージェントはたくさんあります。

そのなかでも20代に特化した転職エージェントだと多くの実績があり、サポート体制が充実してます。うまく活用したら自分でも思いがけない道がひらけた、ということもよくある話ですよ。