既卒だけど、公務員を目指します!理想と現実。絶対成功させる方法

既卒だけど、公務員を目指します!理想と現実。絶対成功させる方法のイメージ

すでに卒業して数年が経っているものの、公務員に転職したいとお悩みではありませんか?大学を卒業するタイミングでは大企業に就職して勤め上げるのがベストだと思い就職したけれど、内定がもらえず就職浪人。でもやっぱり自分のしたい仕事は「公務員」だった、という方は意外にも多いもの。

どのような背景であれ、まずは一度冷静に自分がどのような方法で就職するかについて真剣に考えることが大事です。この記事では、既卒で公務員を目指す場合、どのような点に気をつけたら良いのか、既卒であることのメリット・デメリット、そして成功させるためのアドバイスをお届けします。ぜひ参考にしてみてくださいね。

初めての転職活動
何から進めればいいの?

第二新卒の場合、転職活動は初めてという方がほとんど。
そんな方に向けて、ちょっとした疑問から、具体的な転職活動までサポートしてくれるのが転職エージェント。

転職で必要なノウハウを無料で教えてもらえるので、まずは相談してみるのが近道です。

フリーターから上場企業に内定も
無料相談で上場企業の内定が見える
転職サポートを見てみる

この記事のもくじ

既卒から公務員を目指す。難易度はどれくらい?

大学4年間の中で、国家公務員一種・二種の勉強をしていたものの、現役で合格・就職する自信がなくそのまま就職活動をして就職してしまったという方は想像以上に多いものです。既卒でなくとも一度入社してみたらそのような夢は消え去るものと思っていたのに、日に日に募るばかりで頭を悩ませているという方もきっと多いことでしょう。

新卒で公務員に就職することも決して容易なことではありません。それが既卒となった場合にはどの程度の難易度となるのでしょうか。既卒で公務員を目指す場合の難易度をご紹介しましょう。

まずは公務員試験の仕組みをおさらい

公務員試験は、「一次試験」と「二次試験」の二本立てとなっています。

一次試験は職種(一般職・教員職・公安職)によって少し違いはありますが、

  • 一般教養
  • 専門分野
  • 教養記述(小論文)

の三本立てとなっています。この試験を突破した人だけが二次試験へと進めます。一次試験の過去問や対策本も販売されているので、しっかりと勉強して準備をしておけば合格を目指すことのできる内容と言えます。

二次試験の面接はたいてい数回実施されることになり、面接の重要なポイントをきちんと押さえておかないと合格は難しいでしょう。

受験方法は2つ

既卒で公務員試験を受験する場合、2つの方法があることはご存じでしょうか。新卒で公務員就職を希望している人と一緒に試験を受ける「一般枠」、そして社会人としての経験を活かした上で受験する「社会人採用枠」です。

社会人採用枠で受験する場合には、筆記試験における「専門分野」を省略して受験できます。対策本や過去問などを通して暗記しておかねばならない分野がひとつでも減るのは嬉しいですが、その分社会人として求められる人柄や経験値の高さを小論文や面接で伝えられなければならないというハードルがあります。これまで社会人経験のない既卒の方の場合、社会人としての人間の幅をアピールするのは難しいかもしれませんので、一般枠での受験を検討することをおすすめします。

ただしこの期間に司法試験受験などをしていた場合には、大いにアピールの対象となりますのでケースバイケースであることも頭に入れておいてください。既卒での公務員試験は試験内容そのものも簡単ではなく、また志望者も多いことから試験そのものの難易度というよりは、採用までこぎつける難易度が高い試験であることを認識しておくと良いでしょう。

最短距離で既卒→公務員になる方法

既卒であることのメリットのひとつに「十分な準備期間が用意できる」という点があります。本来仕事に充てる時間をすべて公務員試験の準備に充てることができるので、新卒の人と比較しても有利にあるように思えます。

ただし、これは集中して一定期間合格を目指して努力ができる人に限った話であることを忘れてはいけません。高い集中力と、絶対にいついつまでに合格して就職する!という意気込みがない限り、公務員試験の準備をする期間ばかりが伸びて実際に働く機会まで無駄な時間がかかってしまう方も多くいます。

最短距離で既卒から公務員試験合格、就職につなげるには、やはり既卒を対象としてフォローしてくれる専門の予備校に通うことをおすすめします。このような予備校には、同じ境遇で勉強をしている人がたくさんいつので、講義の様子や模擬試験の結果で今自分自身がどのようなステージにいるかもつかみやすく、また試験情報も常に入ってくるので見逃しがありません。

既卒だと公務員試験でこんなデメリットがあるかも

既卒でも十分に公務員試験を受験し合格を勝ち取ることができるのだということがここまでで伝わったかと思いますが、やはり公務員になりたいという強い執念を持ちながら準備をしていないと実現は難しいのも事実です。どのような点がハードルとなるのでしょうか。既卒のデメリットである部分にフォーカスしておさらいしておきましょう。

時間が十二分にありすぎる

新卒で公務員試験を受験する人のようにデッドラインが決められている場合、準備に要する時間もあらかじめ定められています。一方で卒業時期が迫っているようなデッドラインがない既卒の場合、気持ちに緩みが出てくると「次の試験で合格すればいいや」と投げやりになってしまったり、準備に全力を投じられなくなる危険性があります。時間の自由というメリットの裏に隠されたデメリットをしっかりと把握しておかないと、いつまで経っても合格にたどり着けません。

人間力を伝えにくい

新卒で試験をうける場合、試験官も受験者に対して社会人としてのスキルなどを求めません。まだフレッシュな存在として試験を行います。

一方で既卒の場合、新卒とは異なり高校・大学を卒業してから現在までの期間、何をしていたかなどのポイントを上手に伝えることができなければすぐに不合格となってしまいます。

また社会人採用枠で受験する場合には、これまで培ってきたスキルや会社での経験を伝えることはできますが、既卒の場合にはそれも難しいでしょう。人間力を伝えるエピソードに欠けるというデメリットはよく知っておきましょう。

「既卒」のマイナス面を公務員試験でメリットに変える方法

それでは新卒で受験する人と比べ、既卒で公務員試験に合格するのは絶望的なのでしょうか。決してそうではありません。既卒で公務員試験を受験し合格を目指す場合、自分自身が持っているマイナス面を、どれだけプラスに変えて伝えられるかがすべてです。どのように伝えたら良いか、いくつかご紹介しましょう。

とにかく熱意を伝える

薄っぺらいように聞こえますが、新卒よりもじっくりと自分自身のキャリアについて検討した結果公務員試験受験に至っているのだということを熱く伝えることが大切です。既卒には新卒にない「ハングリー精神」があるのです。生半可な気持ちで受験しているのではないという熱意が伝われば、一歩リードすることも可能でしょう。実際に受からなければ後がないのです。

無職ではなく、準備期間

自分が既卒であるということをマイナス面と捉えているうちは、前向きな結果に結びつきにくいかもしれません。既卒期間をあくまで「準備期間」であるとい考えましょう。

もし不合格になったとすればそれは既卒だからではなく準備不足だからです。その準備期間をいかに短く、確実なものにできるかにすべてが詰まっています。それを面接でも十分に伝えることができれば、合格への道も少し縮まるでしょう。

まとめ

既卒で公務員試験受験は難易度が高すぎる!という方もいらっしゃいますが、どれだけ自分自身がその夢を実現したいかによって、その難易度は大きく変動するのではないかと思います。「既卒だし、公務員でも目指すか…」という意気込みでは、到底合格しないでしょう。

しかし、後がない状態で必死に勉強して面接対策ができれば決してチャンスがないことはありません。既卒で公務員試験の受験を検討している方は、人生に一度と言えるほどの努力をここでしてみませんか?