リクルートエージェントに転職するには?第二新卒でも意外と入れる!?年収や求人まとめ

リクルートエージェントに転職するには?第二新卒でも意外と入れる!?年収や求人まとめのイメージ

大手転職支援サービスの「リクルートエージェント」。リクルートグループのひとつである株式会社リクルートキャリアが運営しており、業界最大級の非公開求人数を扱っています。転職を考えている人の中には、このサービスを利用しているという人もいるかもしれませんね。
今回は、この「リクルートエージェント」に携わる仕事をするためにはどうしたら良いか?という情報をまとめていきたいと思います。リクルートグループといえば、新卒就活・転職市場ともに大人気の企業です。就職難易度の高いリクルートに第二新卒・既卒からも入社することができるのでしょうか?詳しく見てきましょう!

もう仕事選びで失敗しないためには
良いエージェントを選ぶべき

「良いエージェント」とは、こちらの希望を聞いた上で、理想を叶える基盤が揃っている企業を紹介してくれるエージェントです。

希望条件に合った企業を紹介するには、求人数が必要なのはもちろん、独占求人を保有しているかも重要です。
また、エージェント次第で応募書類や面接のクオリティーも変わってきます。

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この記事のもくじ

リクルートエージェントに転職するという方法はあり?

リクルートエージェントは、転職を希望する人と中途社員を採用したい企業とをマッチングするサービスです。株式会社リクルートキャリアが運営をしており、リクルートエージェントのほかにもリクナビやリクナビネクストなど、社員募集領域における人材採用の事業を展開しています。

リクルートキャリアはリクルートグループのひとつで、新卒ビジネスをつくったリクルートのDNAとも言える事業を展開している企業です。第二新卒や既卒から入社している人もいるため、人材領域に興味のある人はぜひチャレンジしてみてほしい企業です。リクルートグループは成長意欲が高く、バイタリティ溢れる人材が多くいることでも知られています。キャリアアップを目指していきたい人には最適な環境と言えそうです。

第二新卒や既卒のリクルートエージェントの求人はある?

リクルートキャリアでは「新卒採用」と「中途採用」を行っています。30歳未満であれば「新卒採用」の入社試験を受けることができるので、第二新卒・既卒の人は「新卒採用」を受けてみましょう。

ここで注意したいのが、リクルートグループの主要会社9社が、2019年入社から「株式会社リクルート」として統合した採用活動を進めている点です。リクルートはこれまでも、「30歳まで応募可能」「365日通年エントリー」など特徴的な採用の仕組みを行ってきました。第二新卒・既卒であってもこの新卒採用と同じ条件で採用試験を受けることが可能となっています。

リクルートエージェントのコーポレートサイトから、2022年11月時点の具体的な採用情報を求人内容を抜粋すると、

・コーポレート

コーポレート(オープンポジション)では、リクルートグループの国内外の販促メディア事業やHR事業等を統括するリクルートにおいて、グループ全体の戦略立案と、その実行を推進する各事業戦略部門での業務を担います。

<必須条件>

・3年以上のビジネス経験を有し、戦略の立案から実施までを経験していること
・これまでのビジネス経験において、圧倒的な成果を残していること

・マーケティング

マーケティング(オープンポジション)では、リクルートが運営する既存サービス・新規サービスを対象に、担当するWebサービスのマーケティング戦略立案から各種施策の企画立案・実行までを担います。

<必須条件>※下記いずれか

・Webマーケティング領域における下記いずれかの業務にて、短期および中長期の戦略立案並びに施策推進の経験があること
・集客(SEO対策/Web広告の企画運用/コンテンツマーケティングなど)
・AD(リスティング/ディスプレイの運用など)
・CRM(ナーチャリング/カスタマージャーニー作成など)
・応募時点で社会人経験があること(経験業種不問)
・成長意欲が高いこと
・大きな目標、人生を賭けて成し遂げたいことを持っていること
・メディアサービスが好きであること

・プロダクトセキュリティエンジニア

プロダクトセキュリティエンジニアは、複数の開発チームでプロダクトを開発しているオンライン教育サービス「スタディサプリ」の開発・運用に必要なセキュリティ施策の実施をリードします。

<必須条件>

・・AWS 等のパブリッククラウド上で構成管理ツールによる Infrastructure as Code 等を通じた自動化の仕組みの運用の経験
・シェルスクリプト以外のプログラミング言語を書いた経験(Go言語、Ruby、Pythonなど)
・AWS 等のパブリッククラウドの IAM の設計とそれを継続的に担保できる仕組みの実装経験
・セキュリティ対策の組織への導入経験
・「Distributors of Wisdom」、「知の流通革命」を実現する、というミッションへの共感、エンジニアリングのスタイルへの共感
・プロダクト開発など、セキュリティに閉じない業務において、それぞれの関係者と対話的なコミュニケーションを行うことで、より良いものを作っていけること
・N1相当の言語能力(日本語が母語語ではない場合)

などがあります。

前出の通り、コーポレートサイトに掲載されている求人はグループ全体が対象になっているため、なんと332件もの求人数が存在しました。(2022年11月時点)
これなら、複数のポジションの必須条件に当てはまる職能をもつかたもおられるのではないでしょうか。マッチする求人があれば、ぜひ積極的に応募してみましょう。

また、コーポレートサイトからの応募だけでなく、転職エージェントを利用して入社を目指すという方法もあります。転職エージェントは求人の紹介だけでなく、書類選考や面接の方法に関するサポートやあなたの適性や転職市場での価値についても教えてくれるはずです。
不安の多い転職・就職活動をしっかり支えてくれるのが転職エージェントです。ぜひ活用してみましょう。「リクルートエージェント」も転職をサポートするサービスですが、この時はリクルートエージェントを使わずに他社サービスを利用するのが良いでしょう。サービス内容や質を知るために登録する分には構いません。

実際にリクルートエージェントで採用されそうなスキルや能力

リクルートキャリアで活躍できるのはどんなスキル・経験を持った人なのでしょうか?
リクルートグループが大切にしている世界観(基本理念)は次の通りです。

リクルートは、リクルートエージェントをはじめ、スーモやゼクシィ、カーセンサー、ホットペッパーなどさまざまな領域の事業を展開していますが、すべてに共通しているのが人生のあらゆる「選択」に寄り添っていくことです。小さいものから大きいものまで、さまざまな選択をもっと自由に、もっと可能性に満ちたものにするためのサービスを展開しているのがリクルートグループなのです。

そういった世界観からも分かるように、リクルートには独特な企業文化があります。
例えばリクルートには、若いうちから大きなプロジェクトに携わるチャンスがあります。ただ“大きな仕事”を与えられるのではなく「自分がどうしたいのか?」ということを問われ続け、応え続けなければならないということです。「起業家精神」を持った人こそが活躍できる環境と言えそうです。

さらに「圧倒的な当事者意識」を持つことも要求されるでしょう。
周囲を巻き込みながら実行するリーダシップを持って、自ら成果を上げていかなければいけません。また、リクルートには「個の可能性に期待し合う場」も多くあるため、刺激し合いながら成果を上げ、自身の成長を感じることもできるのです。こういった企業文化に共感し、成長していきたい人にはぴったりな環境といえるのではないでしょうか。

次に、リクルートキャリアの採用に対する考え方もチェックしてみましょう。多くの人の「キャリア」をサポートしているリクルートキャリアですが、“すべての価値の源泉は「人」”であるというこだわりを持っています。

だからこそ、自社の採用でも「人」を大切にしています。採用の約束として、次のメッセージを掲げています。

これは、思いや特異性が掛け合わさって化学反応を起こすことで、新たな価値や事業が生まれるという考え方からです。リクルートキャリアでやってみたいことだけでなく、その事業を通して社会をどう変えたいのか、どんな社会にしていきたいのか、といった思いもきちんと語れるように準備しておきましょう。

リクルートには同じようなグループ企業がたくさんある

リクルートグループには複数の株式会社がありますが、リクルートキャリア以外にはどんな事業を行う企業があるのでしょうか?新卒採用を合同で行っている主要会社9社についてご紹介します。

  • 株式会社リクルートキャリア/社員募集領域における人材採用広告事業、斡旋事業
  • 株式会社リクルートジョブズ/アルバイト、パート、派遣、正社員等、様々な働き方を応援する情報を提供
  • 株式会社リクルートライフスタイル/
    旅行、グルメ、美容、学び、通販等、日常の様々なシーンでカスタマーの行動を支援するサービス
  • 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ/ライフイベントにおける、結婚(ゼクシィ)、進学(リクナビ進学)、教育(スタディサプリ/Quipper)、自動車(カーセンサー)領域で様々なサービスを展開
  • 株式会社リクルート住まいカンパニー/借りる、買う、建てる、リフォームするなど、カスタマーの多様な住まいのニーズに応えるサービスを展開。WEBサイトと情報誌での情報提供の他、相談カウンターも運営
  • 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ/経営人事領域におけるアセスメント、コンサルティング、トレーニングの提供
  • 株式会社リクルートコミュニケーションズ/リクルートグループにおいて、クライアントの集客ソリューションから、Webマーケティング、メディアの制作・流通・宣伝、カスタマーサポートまでを担当
  • 株式会社リクルートテクノロジーズ/
    リクルートグループのビジネスにおけるIT、ネットマーケティングテクノロジーの開発、提供
  • 株式会社リクルートホールディングス/「HRテクノロジー事業」「メディア&ソリューション事業」「人材派遣事業」の展開

いずれの企業もリクルートグループの世界観に基づいた事業を展開しています。人生のさまざまな「選択」に関わるサービスのため、興味のある領域が必ず見つかるのではないでしょうか。

リクルートエージェントの平均年収はどのくらい?

つぎに、転職するにあたって気になる、リクルートエージェントの平均年収を調べてみました。

2022年6月にまとめられた、有価証券報告書に記載されている情報によると、リクルートエージェントの平均年収は997万円となっています。これは、同業他社との比較でもかなり高い年収です。

同じく有価証券報告書から、リクルートエージェントの平均年収の推移を見てみると、四年前の2019年で965万円、2020年、2021年はコロナ禍の影響を受けて950万円まで下がったのち、現在の997万円まで回復しています。

そのほか、給与面の個性的な点を述べると、リクルートエージェントには独自の人事評価制度が存在している、ということが挙げられます。

その名は「ミッショングレード制」と呼ばれ、上司と相談をしながらミッションを明確にし、それについて成果を出したかどうかが給与に反映される仕組みとなっています。

リクルートエージェントの社風や雰囲気はどんな評判?

リクルートキャリアで働いている人・働いていた人の口コミ情報もチェックしてみましょう。

リクルートキャリアのポジティブな口コミ

  • 成功した時、失敗した時、どちらもきちんと振り返る環境があった。経験を次に繋げることができるのがよかった。
  • 自分で仕事を選択できるため、働く楽しさややりがいを感じられる。
  • 自分で考えた企画を事業化できるチャンスがありました。上司も個々の成長を気にしてくれるので、成長実感を得ることは多くあります。自分の考えを否定する人もほぼいません。
  • モチベーションが高い人が多い。事業の成長が社会貢献につながると本気で考えている人が多いため、社会への影響度も高いと感じる。

リクルートキャリアのネガティブな口コミ

  • 圧倒的な当事者意識が必要。自分は何のために働くのか?など常に考えることを求められるため、誰かに指示を出してもらいたい人、答えを与えてほしい人には向いていない環境です。
  • 新人教育制度がない。ついてこられない人は淘汰されます。
  • 若いうちから挑戦はできますが、挑戦ばかりが強調されている印象です。
    同じことの繰り返しに思えてしまうため、これ以上のキャリアアップは望めないと感じています。

口コミの評価スコアが84点(100点満点中)と高評価だったリクルートキャリア。実際に働いている人も、裁量を持ってどんどん事業を展開していくことができる点に魅力を感じているようです。一方、「誰かに正解を求めたい人」「自ら成長する機会を作れない人」「モチベーションを保てない人」は淘汰されていくという厳しい一面もあるため、採用試験を受ける前に、どんな働き方をしたいのかをきちんと自己分析する必要がありそうです。

まとめ

新卒、転職で人気のリクルートグループ。第二新卒や既卒でも、30歳未満であれば新卒と同じ条件で採用試験が受けられるため「若いうちからバリバリ働きたい!」「成長できる環境で働いたみたい!」と考えている人はぜひチャレンジしてみましょう。

リクルートエージェントを運営するリクルートキャリアは、人材領域を専門としているからこそ自社採用も「人」を大切にしています。どんな働き方がしたいのかだけでなく、何を成し得たいのか、その事業を通してどんな価値を生み出したいのかといった思いもきちんと言葉にできるようにしておきましょう。