飲食業界はやっぱり基本ブラック体質。辞めたくても辞められないので要注意

(最終更新日:2020/1/7)

飲食業界はやっぱり基本ブラック体質。辞めたくても辞められないので要注意のイメージ

仕事を探すときに、まず自分にとって身近な業界の一員となりたいと思いながら就職活動をしていませんか?

身近に感じやすい仕事を選ぶことができれば、あまり生活において馴染みのない業界・業種よりも継続的に興味を持ち続けやすいですし、何よりも就職活動において業界研究が簡単ですよね。もし現在そういった理由だけで飲食業界を選んで就職活動をされている場合、伴うリスクも同時に知っていなくてはなりません。

今回の記事では、ブラック体質と言われることの多い飲食業界への就職・転職にフォーカスします。安易な気持ちで飲食業界を志望している方は特に必見です!

この記事のもくじ

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【結論】確かに飲食業界はブラック体質な会社は多い

冒頭から衝撃的かもしれませんが、はっきり申し上げて飲食業界にはブラック体質と言われる企業が多いのが事実です。ただし、ここで同時に注意したいのはあくまで「ブラック体質の企業が多い」ということであって、すべての飲食業界がそうであるわけではないということです。

私たちの生活において欠かすことのできない存在であり、誰しもとって身近である業界にもかかわらずブラック企業体質と言われてしまうのはなぜなのでしょうか。まず飲食業界の特徴について触れましょう。

なぜ飲食店はブラックになりやすいのか

飲食業界というとすぐに「ブラック企業」というイメージに紐付いてしまうほどですが、どのような理由でそうなってしまうのでしょうか。ひとつずつ解説していきます。

ブラックになる理由1:営業時間だけで業務が終わらない

飲食業界において、営業時間とはすなわちお客様が入店し飲食をする時間を指します。この時間の中で調理し、接客し、会計まで済ませ、退店したお客様のテーブルを片付けて次に備えるといったループを続けることになりますが、それ以外の時間に済ませておかねばならない業務が実は営業中よりも多いという点になります。

  • トイレや共用部の掃除
  • 料理の仕込み
  • テーブルのセット
  • 備品の不足チェック
  • 釣り銭のチェック

これらは開店前にすべて終わらせておかねばならない業務であり、また日々きちんとしておかないとお客様からのクレームにつながりやすい点でもあります。そのため常識的な労働時間内で勤務時間を管理するためには勤務開始のタイムカードを打刻する前後にも業務をする、もしくは開店時間から閉店時間までしか勤務対象時間に換算しないといった業務管理の方法を取らざるを得ない状況の店舗もあるのです。

ブラックになる理由2:忙しさにムラがある

飲食店の場合、天候や経済状況などさまざまな理由で業務の量が大幅に変動します。忘年会シーズンや歓迎会・送別会などが行われやすい時期だとパンク状態で勤務することになりますし、それに伴って先に説明したような下準備がさらに増えます。また予定外の予約が入るようなケースも多いので、サービス残業で何とかお店を回すといったことも多いのです。

ブラックになる理由3:そもそも人が足りない

飲食業界ではアルバイトやパートタイムで雇用しているスタッフが多く、往々にしてその時給や待遇はあまり良くありません。そういった環境であるため長く勤務する人もあまり集まらず、常に人手不足の状態であるケースがほとんどです。人手不足の状況下でも、大型予約などをさばかねばならないので、社員として勤務している場合、フォローのために長時間労働や休日出勤なども避けられない現場も多いです。

入ったお店がブラック体質な企業だとこんな生活になります

「飲食業界はブラック体質のところが多いと聞くけれど、実際どんな感じなのだろう…?」そんな風に思われる方も多いのではないでしょうか。ここで実際にブラック体質な飲食店に勤務している人の生活を見てみましょう。

業務スタートは夕刻

ランチ営業をしていない飲食店の場合、16時頃に出勤するのが一般的です。この時間から開店時間までが先にご説明した清掃・準備時間です。またこの時間にアルバイトスタッフからの欠勤連絡などが入ってきます。

開店時間スタートとともに激務

欠勤したアルバイトスタッフがいる場合、もし時間が非番だとしても出勤してフォローすることになります。出勤日であった場合は、ホールや調理場など人手不足がとくに目立つところにフォローで入ります。またお客様からのクレームなどがあった場合にも対応しなければなりません。

疲れのピークは深夜

お客様の対応をしながら、人手不足が目立つところをフォローし、さらに勤務表などを管理しているうちに気づけば深夜に…。少し休憩できるかな?と思った矢先にホールから呼び出されることが続き、まとまった休憩などもないままアルバイトスタッフの退勤時間となります。さまざまな残業が残った状態のまま、アルバイトスタッフたちが退勤していきます。

終わらない業務を抱えて朝を迎える

アルバイトスタッフが退勤した後、残された業務を社員で消化していきます。アルバイトスタッフの教育も業務の一環となりますので、その日のスタッフの対応や業務態度などについても思い出しながら次回注意する点を考えたりもします。明日の営業時間に向けて過不足のないように準備をしていると気づけば朝です…。

明るい中を帰宅して明日に備える早朝

何とか前日の業務をクリアし、白ばむ空を見上げながら急ぎ足で帰宅します。明日の就業時間までに体力を回復できなければ地獄の勤務時間となりますので、何とか帰宅して少しでも睡眠時間を確保しなくてはなりません。

肉体的にも精神的にもギリギリの毎日

ここまで読めば分かる通り、かなりきつい生活パターンになります。精神的に緊迫した状態が続くのはもちろん、睡眠時間の不足などにより、肉体的にもボロボロになっていくことは容易に想像できるでしょう。

希望の飲食店がブラック起業家を見極める方法

冒頭でお伝えしたように、すべての飲食店・飲食業界がブラック体質であると判断するのは早計です。飲食業界への就業を強く希望している方は、ブラック体質でない労働環境を見極めれば、希望職種でキャリアを積んでいくことができます。どのような方法で見極めれば良いのでしょうか。

募集状況をよく観察する

常に求人募集をかけているような職場は離職率が高いという可能性を感じさせます。社員やアルバイトスタッフの定着率が悪い環境は、ほぼブラック体質と判断して間違いないでしょう。

残業に関してクリアなどうか確認する

ブラック体質の企業に共通するポイントが残業に関して(ときには意図的に)ルーズであるということです。残業に関して明確な説明がない場合、きちんと納得の行く説明を求めましょう。うやむやにするような労働環境はもれなくブラック体質です。

口コミをチェックする

インターネット社会である現在、たいていのことはインターネット上で情報を確認することができます。お客様側からの口コミはもちろん、これまで勤務したことのある人の口コミもあるかチェックしてみましょう。

まとめ

ブラック体質の企業が多いとは言われつつも、比較的身近な業界である飲食業界を希望している方は多いものです。学歴やこれまでの経歴に関する縛りが厳しくなく、採用基準を満たしている方が多いということもその理由のひとつでしょう。

就職・転職をする際にブラック企業でないかどうかを事前に確認することは自分の人生そのものを守る意味でも重要なアクションとなります。ブラック体質の企業に一度関わってしまうと、人生そのものを傷つける結果になるケースもあります。今回ご紹介した方法で事前にそのリスクを少しでも減らすようにしてみませんか?