はじめての職務経歴書の書き方。好印象を与える5個のコツ【20代の転職向け】

はじめての職務経歴書の書き方。好印象を与える5個のコツ【20代の転職向け】のイメージ

転職時にはじめて書くことになる書類のひとつに「職務経歴書」があります。転職を希望する企業へ、履歴書と一緒に送るのが職務経歴書ですが、新卒の就職活動では必要にならないことからも、転職活動ならではの書類です。

職務経歴書は、文字のごとくこれまでの仕事で得た知識やスキルをまとめて記入するものです。履歴書には書ききれないアピールポイントを企業に伝えることができます。書き方ひとつで書類選考の通過率が変わってくる大切な書類なので、自分自身の経歴を振り返りながらしっかりと記入していきましょう。
ここでは、職務経歴書で好印象を与えるコツをお伝えします。

転職に必要なのは客観性です。

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この記事のもくじ

書類選考通過率を高める職務経歴書の書き方のコツ

転職活動のなかで、職務経歴書はもっとも大切な書類と言っても過言ではありません。

企業側にこれまでのキャリアを伝えられるだけでなく、採用されたらどんな場面で活躍ができるのか、あなたを採用することのメリットも伝えられるからです。志望動機や自己PRも盛り込みながら、しっかりとアピールすることが大切です。

書き方のコツは間違いなく守るようにしていきましょう。

読みやすくわかりやすい書類にする

求人への応募書類の場合、アピールしたいことや自分が書きたいことを優先してしまい、自慢話のようになったり独りよがりな表現になったりしがちです。職務経歴書は、あくまで読み手である応募先企業に提出して自分をアピールするものです。相手がどんなことを知りたいのかを考えて書くようにしましょう。

例えば、もしあなたにすごい経験やスキルがあったとしても、応募企業ではまったく役に立たないことであれば、採用担当者は採用したいと思わない可能性が高いもの。その経験やスキルが転職先でどのように活かせるのかを考えて記入することが大切です。

応募企業がどのような人を求めているかを想像して、これまでの経歴のどこを強調すれば良いのかをしっかりと考えましょう。あなたの魅力が伝わりやすく、読みやすい書類にすることが大切です。

専門用語をつかわない

他業種への転職を希望する場合、これまでの経歴を書く際にわかりにくい専門用語を使わないように注意が必要です。

普段使い慣れている専門用語の場合、意識せずに使ってしまうこともあるでしょう。職務経歴書を第三者に読んでもらい、読みにくい部分やわからない単語がないか確認してもらうことをおすすめします。

A4用紙2枚にまとめる

自己PRの機会だからといって、何枚もの用紙に経歴やアピールの文章を書き連ねるのはマナー違反です。多くてもA4用紙2枚にまとめて提出すること。文章量が多い職務経歴書を提出した場合、「情報をまとめる能力」や「コミュニケーション能力」がない人という印象を与えかねません。

逆に、空欄が多く内容が薄いものや誤字脱字があるものも、「本気で採用してほしいと思っていないのではないか」、「大事な書類を見直すことができない人」と受け取られる可能性があるので、不適切です。

オリジナリティを出す

職務経歴書には絶対に守らなければいけないフォーマットがあるわけではありません。インターネット上にも数多くのテンプレートがあり、無料でダウンロードができるものもあります。

これらのテンプレートを上手に利用するべきですが、ダウンロードしたものをそのまま使うのはもったいないです。自分のアピールが行いやすくなるように項目や書き方をアレンジして職務経歴書を完成させましょう。

テンプレートの中には、自分の経歴やスキルには合わないもの、もっと別にアピールしたいことがあるのに項目が設けられていないものなどがあると思います。そういった場合には、自分自身でテンプレートを変更して魅力が十分に伝わる書類に変えていくことが重要です。

言葉遣いに注意

職務経歴書を書く際、言葉遣いは「である調」または「ですます調」で揃えるようにしましょう。両方が混在しているのもNGです。最終的なチェックも忘れずに行ってください。

さらに、乱暴な言葉遣いや稚拙な言葉遣いをしていないかも確認しましょう。
第二新卒から転職をする場合、新卒での就職とは異なり、基本的なビジネスマナーが身についているかを採用担当者は見ています。正しい言葉遣いをすることで社会人経験があることもアピールできます。

職務経歴書を成功させるテンプレート選び


書類選考通過率を高めるためには、自分にあった職務経歴書の形式を選ぶ必要があります。どのような職務経歴書を選べば良いのでしょうか?

職務経歴書には、大きく分けて3つのパターンがあります。それぞれに特徴があるので、性質を理解してテンプレートを選びましょう。

編年体形式(時系列)

編年体形式は、第二新卒・既卒・フリーターなど職務経験が浅く、はじめて転職する人におすすめです。経歴を時系列順に記入していきます。

逆編年体形式(逆時系列)

逆編年体形式は、即戦力として転職したい人におすすめです。最新の経歴から遡って記入していくので、最新の経験やスキルをいちばんにアピールできます。

キャリア形式(職種別形式)

キャリア形式は、転職回数が多い人におすすめです。これまでの経歴を職種ごとにまとめて記入していきます。

職務経歴書作成には必ず戦略が必要になる

書類選考通過率を高める職務経歴書を作成するためには、戦略を持って内容を検討していくことが必要です。採用担当者がどういった視点で職務経歴書を見ているかを理解して、作成していきましょう。

企業が求めている経験は何か

まずは応募企業のホームページを見て、どのような事業内容の企業なのかを把握しましょう。そこで企業の特徴や、そこで求められる経験・スキルは何なのかを研究してから、職務経歴書を書き始めます。書類通過後の面接でも役立つ情報になるので、企業研究は必ず行いましょう。

求められている経験・スキルを踏まえて、自分自身の経験やスキルを振り返ります。
転職後に活かすことができそうな経験やスキルはどんなことがあるのか、まとめてみましょう。

担当した業務でどんな業績を上げたか

これまで担当した業務で、どんな業績を挙げられたのか、どんな知識や学びを得たのかをしっかりと書けるようにしましょう。

ただ単に経験を書き連ねるだけではなく、ビジネスとして成果を挙げられたこと、社内外で表彰されたこと、スキルアップできたことを具体的に記入するようにします。

応募企業に、転職後も活躍してくれそうだと思ってもらえるアピールをしましょう。

企業で活かせる強みは何か

これまでの経験から、転職後にどんな場面でどんなことができるのかをアピールしましょう。

その企業でこそ活かせる強みを記入することがポイントです。複数の企業に職務経歴書を送る場合でも、それぞれの企業ごとに内容を変えて職務経歴書を送らなければいけません。
なぜなら企業によって求められる経験や、活かせる強みが違うからです。同じ強みであっても、企業の特徴をしっかりと把握して、企業ごとに表現を変えるべきです。

そういったころを意識しながら自分自身の強みを表現しましょう。

応募意欲をいかに伝えられるか

「本当にこの会社で働きたいと思っているのか?」という点も、採用担当者が大切にしているポイントです。

応募書類で意欲を伝えるのは難しいと思うかもしれませんが、文章から伝わる熱量や、言葉遣いの丁寧さ、誤字脱字がない美しい書類といったところから、意欲は伝わります。
たかが職務経歴書と考えずに、思いを込めて作成しましょう。

まとめ

はじめて転職をする人にとって、職務経歴書はこれまで書いたことがない書類のはずです。
そうやって書けば良いのか?書類選考の通過率を上げるにはどうすればいいのか?など不安に思う人も多いでしょう。

履歴書とともに、職務経歴書は応募企業へアピールするための大切な書類なので、丁寧に気持ちを込めて作成するようにしましょう。ひとりで書き上げるのが不安な場合は、転職エージェントなどでサポートをしてもらうのがおすすめです。

自分の魅力を十分に伝えられる職務経歴書づくりを目指しましょう!