フリーターにおすすめできない転職エージェントとは?選び方で転職成功の確率も変わる?!

フリーターにおすすめできない転職エージェントとは?選び方で転職成功の確率も変わる?!のイメージ

フリーターから正社員になるための手段のひとつに、転職エージェントの利用が挙げられます。もしかして、転職エージェントが「正社員が正社員に転職する」ためのサービスだと勘違いしている方も多いかもしれませんが、フリーターでも、無職でも、高卒でも。どんな立場であっても転職エージェントの利用は可能です。
ただし、エージェントの選び方には要注意。フリーターと相性の良いエージェントを見極めなければ、せっかくの転職活動も水の泡です。そう、フリーターの転職成功は、転職エージェントの選び方が鍵を握ると言っても過言ではないのです。

転職成功者は
平均4.2社のエージェントを利用

転職時に登録したエージェント数は全体で平均2.1社なので、平均より2社程多く積極的にエージェントを利用した人が転職に成功しています。

複数の転職エージェントを併用することで、自分に合っているアドバイザーや希望条件の求人を見つけることができるようです。
無料相談だけでも、転職成功へと近づきます。

505名の体験談に基づく
無料転職サポートおすすめ5選を見る

この記事のもくじ

フリーターにおすすめできない転職エージェントとは?

「フリーターと相性の良いエージェント」と上記しましたが、裏を返せば、「フリーターと相性が悪いエージェント」も存在するということです。具体的には、どのようなエージェントがフリーターと相性が悪いのでしょうか。その見極めのポイントや相性が悪い根拠を解説します。

フリーターが避けるべき転職エージェント、見極めのポイントとは

特に初めての転職活動の場合、右も左も分からずに目に留まった転職エージェントに登録しがちです。その結果、何のアクションもなかったり、希望とまったく違う求人を紹介されたり…。「結局転職エージェントはフリーターの味方にはなってくれないのだ」と、肩を落としてしまうことも。

それは、フリーター向きではない転職エージェントに当たってしまっただけに過ぎません。と言うのも、転職エージェントをはじめとする転職サービスは、ペルソナ(ターゲット)を設定しているケースが多いのです。
そのため、フリーターをペルソナとしている転職エージェントでないと、転職活動も意味を成しません。こちらの記事でも紹介しているように、自分の立場にマッチングするエージェントを見極めることがもっとも重要です。

本題に戻ると、フリーターにおすすめできない転職エージェントは、下記の3つです。

  1. 大手総合型エージェント
  2. 身の丈に合っていないエージェント
  3. サポート体制がイマイチなエージェント

おすすめできない理由をそれぞれ詳しく見ていきましょう。

①大手総合型エージェント

誰もが知っているような大手の総合型転職エージェントは求人の数も質も充実していますがそれだけ利用者も多く、どうしても競争率が高くなります。
利用者が多いだけならまだ良いのですが、利用者の「質」までも高いのが大手総合型エージェントを利用する難点のひとつです。まず正社員経験があるというのはデフォルトで、中には大企業に勤務している人など、ハイスペックな人材もライバルとなります。
これではフリーターにとっては不利どころか、門前払いというのもやむを得ません。そもそも戦う土俵が違うのですから。中小規模で、ライバルのハードルが低いエージェントを選んだ方が合理的に転職活動を進められることでしょう。

②身の丈に合っていないエージェント

ペルソナ(ターゲット)を設定している転職エージェントが多いのは前述の通りです。その中には「年収900万円以上」などのハイキャリア層に特化したエージェントや、クリエイターやエンジニア、外資系など専門的なスキルを持つ方に特化したエージェントも存在します。
ハッキリ言って、フリーター経験しかない方がそうしたエージェントに登録するのは、時間と労力の無駄です。いくらやる気があっても、スキルや実績がなければ箸にも棒にも引っかかりません。当然、転職エージェントを利用する最大のメリットである手厚いサポートも受けられないでしょう。
今の自分の状況を客観視し、身の丈に合ったエージェントに登録することが正社員へのはじめの一歩です。

③サポート体制がイマイチなエージェント

エージェントの中にはフリーターの転職活動に協力的でないコンサルタントも一定数存在します。それもそのはず、エージェントは「求職者と企業との間で雇用契約が成立することにより報酬を得られる」というビジネスモデルだからです。そのため、契約が成立する可能性が低いと判断されるとサポートもおざなりになります。期待してエージェントからの連絡を待っているだけで時間が過ぎてしまった…なんてこともよくある話です。
サポート体制がしっかりしているかどうかは口コミなどでも調べることができますので、「急がば回れ」精神で情報を集めておきましょう。

フリーターにハローワークはどう?

ハローワークと言えば、求職者や失業者の登竜門的なイメージがあります。もちろんフリーターも利用できますが、あまりおすすめできません。その大きな理由に、ハローワークで取り扱っている求人は概して質が良くないことが挙げられます。また、ハローワークの利用にも向き不向きがあり、向いている人でないと徒労に終わることになります。
フリーターがハローワークでできること、フリーターにおすすめしない理由を解説します。

フリーター的ハローワークの使い方

ハローワークの主な業務は、求職者に対するさまざまな就職支援です。その中でもフリーターがお世話になるのは、一般的には下記の2点でしょう。

  • 求人紹介:求人情報を検索し、応募したい求人が見つかったら紹介してくれるほか、就職・転職相談にも乗ってくれます。
  • 職業訓練:求職者が就職に必要なスキルや知識を会得する職業訓練制度を提供しています。コースの内容もパソコンの基礎知識から技術系まで多岐に渡りますが、開催時期が限られている&受講に条件があるので注意が必要です。

そのほか、職場の雇用保険に加入していたフリーターの方が失業し、失業保険保を受給するのであれば、その手続きもハローワークで行うことになります。

フリーターにハローワークをおすすめできない理由

本来は失業者・求職者の強い味方になってくれるはずのハローワークですが、フリーターにとってはその限りではありません。結論から言うと、フリーターにはハローワークの利用は向いていません。その理由とは…?

中途採用&非正社員の求人が多い

ハローワークの求人は、中途採用(社会人経験があること)がほぼ前提となっています。そのため、社会人経験が少ない、あるいはまったくないフリーターは不利となります。
また、どちらかと言うとご年配向け、しかも直接雇用とは言え契約社員など、非正規社員を募る求人も多く見受けられます。
フリーターから正社員を目指したいのに、これでは本末転倒だし時間の無駄です。

求人の質が悪い(ブラック企業の温床である)

求人サイトなどに企業が求人情報の掲載を依頼する際、企業はサイト運営側に高い掲載料を支払う必要があります。一方で、ハローワークに求人情報を掲載する際に企業が支払う費用は、公共機関であるためにゼロ。これが何を意味するかというと、「タダより高いものはない」のセオリー通り、劣悪な条件の求人=ブラック求人が集まりがちです。
ハローワーク側もそうした悪質な求人のチェックを行っていますが、追いつかないのが現状です。その結果、世の中をあまり知らないフリーターの皆さんがブラック企業の餌食となっています。
もちろん、質の良い求人も存在するので、転職活動経験が少ないフリーターにとっては、まず善し悪しを見極める「目」を養うことが重要と言えそうです。

職員の裁量にバラつきがある

ハローワークの相談員は、あくまでも管轄している区や市の職員であって、必ずしも転職や求人のプロではありません。もちろん、転職エージェントとは違って、雇用契約が成立しても自分には1円の得にはなりません。そのため、職員の「やる気」に大変バラつきがあります。
ラッキーなことに熱意のある職員にたまたま巡り合ったのなら結果オーライということもありますが、職員によっては「お役所仕事」的な対応しかできないこともあるので、そのような方に当たってしまうとがっかり感は否めません。就職や転職の相談は、ちゃんと対価が発生するプロにお願いしましょう(※求職者の転職エージェントを利用するのは無料です)。

情報がアップデートされていないこともある

ハローワークにありがちなのが、既に応募期限が過ぎているのに延々と求人を出しっぱなしにしているケースです。せっかく求人検索して窓口で相談したにも関わらず、「その求人は終了しました」と言われた時の虚無感は、経験したことがある方でないと理解できないことでしょう。
応募を検討する前に、応募できるかどうかをまず確認することをおすすめします。

そもそも、フリーターは転職エージェントを使うべき?

フリーターにはおすすめできない転職エージェントがある。ハローワークの利用もフリーター向きとは言えない。消去法で絞っていくと、まるで「フリーターから一生抜け出せないのではないか?」と不安に思ってしまった人もいるかもしれません。
でも、安心してください。フリーターの皆さんにこそ、転職エージェントの利用が有効なのです。その理由を下記に説明します。

効率良く転職活動ができる

転職エージェントを利用するメリットは人によって異なりますが、特に転職活動をした経験が少ないフリーターにとっては①自分の市場価値が分かり、転職活動の方向性を決めることができる②転職のプロが選考対策をしてくれる③受け身でもOK! この3点が大きなメリットとなります。

①自分の市場価値が分かり、転職活動の方向性を決めることができる

たとえ自分の強みや弱み、どんな仕事が向いているのか分からない状況であっても、転職のプロであるコンサルタントが一緒になって考えてくれて、進むべき道へと導いてくれます。もしかして、想像もしていなかった職種を提案されることもあるかも!?

②転職のプロが選考対策をしてくれる

転職エージェントは必要書類の添削はもちろん面接の対策なども無料でサポートしてくれます。フリーターに特化したエージェントであれば、そのノウハウも大量にあるので力強い!

③受け身でもOK!

②の延長線上にあるサポートですが、晴れて求人紹介、という段階になったら、面接の日程調整や年収の交渉なども転職エージェントが代理で行ってくれます。そうした作業を省ける分、時間にも気持ちにも余裕ができ、対策を十分に練ることができますね。

非公開求人にも応募でき、内定率がアップ

転職エージェントの特徴のひとつに、「非公開求人」を取り扱っている点が挙げられます。これは、転職サイトや企業のWebサイトなどでは公開されていない求人のことで、エージェント独自のパイプなどにより実現させています。
これがフリーターにとってどのようにプラスに作用するかと言うと…。

ズバリ、内定率がアップします!

例えば、未経験歓迎の求人だとしてもそれが公開求人であれば、経験者が応募することも可能です。当然企業は、よっぽどの事情がない限り経験者を優先して採用しますよね。

しかしこれが非公開求人だった場合。エージェントは未経験者を優先して仕事を案内してくれるのです! もちろん、ライバルは未経験者のみ。必然的に内定獲得率がアップするというわけです。

ブラック企業に転職するリスクを最小限に抑えられる

フリーターに限らず、転職活動ビギナーが突き当たるのがブラック企業の壁です。ひとりで転職活動を始めると右も左も分からないため、転職サイトなどに掲載されている一見条件が良く見える求人に安易に飛びついてしまう…なんてこともよくありがちです。入社できたのは良いものの、ブラック企業だった。しかもブラック企業であればあるほど、なかなか退職しづらい傾向にあります。まさにお先真っ暗…。

一方、転職エージェントを利用すると、そうしたリスクを最小限に抑えることが可能です。その理由は、転職エージェントは信頼できるクライアント(企業)としか取引をしていないから。クライアントの採用にも独自の審査基準を設けているため、紹介してもらえるのは安心できるホワイト企業であることがほとんどです。

こちらの記事では、フリーター向けの良質な求人に定評があるエージェントを紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

転職エージェントの賢いチョイスで、フリーターから正社員へ!

フリーターでも転職サービスや就職支援サービスを利用することで、効率よくスムーズに転職活動を行えて、正社員になることは可能です。ただし、自分に適切でないサービスを利用すると転職が縁遠くなるばかりか、たとえ正社員になったとしても不幸な結果となることも…。手遅れになる前に、それぞれのサービスがフリーターである自分に向いているかどうかを見極めておくことが重要です。
本記事でプッシュしている転職エージェントの利用も、選び方によっては今後の人生がまったく違うものになります。フリーター向きのエージェントを選ぶことが最優先ですが、相性もありますので複数登録して比較検討し、転職成功を勝ち取りましょう!