契約社員から正社員になりたい!でも実際どうしたら?

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「先行きが不安定な契約社員のままでいるのは不安だから、正社員になりたいけれど方法がわからない…」と日々頭を抱えてはいませんか?置かれた状況によってはメリットのたくさんある契約社員という働き方ですが、雇用の安定性という意味では確かに不安が残ります。特に30代も後半になったり、養うべき家族ができた場合にはその不安は大きなものとなるでしょう。この記事では、契約社員から正社員になるための最短ルートをご紹介します。

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何から進めればいいの?

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この記事のもくじ

脱契約社員には、正社員を目指して、転職活動を始める方が確実

もし現在契約社員として勤務していて、なんとかして正社員として就業したいとお考えなら、今すべき行動は、「転職活動」一択です。もしかしたら、契約社員として入社した際に「正社員登用の可能性あり」という条件下だったかもしれません。数年業務を経験して十分な知識が身についたら正社員として雇用してもらえるものだとばかり思って入社してみたら、契約社員のまま働いている人が多かった…という方も決して少なくないでしょう。

上司や先輩と言った、業務や今後のことを相談できる相手に自分のキャリアについて相談してみるのも方法のひとつではありますが、彼らは正社員として雇用する権限がない場合もあります。それでは悩み相談には乗ってもらえても、一向にキャリアの道は開けていきませんよね。

だからこそ、前向きに転職活動をしてみましょう。正社員として求人募集をしている企業はたくさんありますし、求人募集を見る中で自分自身のキャリアを幅広く検討する良い機会にもなります。「転職活動をしよう!」と思い立ったら吉日、まずは何をしたら良いかを解説します。

転職エージェントに登録する

インターネットで転職エージェントを検索すれば、星の数ほどウェブサイトが出てきます。その中からとくに自分が希望する業界・職種の求人募集を多く抱えていそうな転職エージェントを見つけ登録してみましょう。

早速転職エージェントに相談する

転職エージェントに登録し、プロフィールや職歴を簡単に入力したら早速転職エージェントに相談できるようにしましょう。すぐにでも履歴書・職務経歴書を用意できるように頭を整理しておきましょう。

なぜ正社員になりたいのかをはっきりさせておく

これまでなぜ契約社員としてキャリアを続けてきたのか、なぜこのタイミングで正社員になりたいのか、などはどの企業の採用試験でも重要視されるポイントです。しっかりと受け答えができるように、これまでの業務経験や培ったスキルを棚卸ししておきましょう。なぜこのポイントが重要化については、記事の後部で解説しますので、ぜひ読んでみてください。

契約社員から正社員に登用されるのは難しい!

結論をはじめにお伝えしたところで、なぜ契約社員から正社員へ登用される道が険しく、「転職活動」一択であるかをご説明しましょう。

まず、現在契約社員として勤務をされている方は会社でどのような業務を担当し、企業における職責はどれほどのものでしょうか。正社員として雇用された場合、勤務年数によって期待される業務レベルもあがり、常に成長と隣り合わせとなります。一方契約社員として雇用された場合、企業にとって「とりあえず今必要な人員」としてカウントされていることが多く、成長機会にはあまり恵まれません。すると、企業の中でよほどの才能や実力を見せつけるようなことができない限り、正社員として登用するまでに至らないまま月日が流れていってしまいます。

運良く契約社員から正社員に登用されるのはこんな時

正社員として登用のチャンスあり、という求人募集の採用条件で入社しても、必ず一定期間後に正社員として雇用されるわけではないとご説明しました。ただし、場合によっては正社員として登用してもらえるチャンスにめぐりあうこともあります。以下のようなケースです。

契約社員として勤務する期間が予め設けられている場合

入社時は契約社員として勤務するものの、半年や1年間という有期であり、その後は自動的、もしくは一定の試験や審査を経て正社員に雇用されるという条件のもと採用されている場合で、客室乗務員や化粧品の販売員などにこのような条件は多い傾向です。このような条件がある場合には、企業の求める成果をしっかりと上げていれば正社員としての道は拓けるでしょう。

契約期間が5年を過ぎたとき

労働基準法により雇用契約の期間が通算5年間を超えた場合、労働者が希望すれば無期雇用に切り替えることができるようになりました。この場合、契約期間が無期となるだけで正確には正社員の雇用ではありません。ただし、そのような条件下で企業がその労働者を必要と感じたときには、無期契約ではなく正社員として雇用し直すでしょう。そのような場合には日々の業務から企業に欠かせない人材となり、契約社員から正社員への登用に成功したと言えます。

ただ正社員を目指すのではなく、目的をはっきりさせて

学業を修了してから、これまで契約社員として勤務してきた人には大まかに3タイプがいると言われています。

  • モラトリアム型
  • 夢追求型
  • やむを得ず型

(出典:調査研究成果データベース詳細情報

モラトリアム型

読んで字のごとくモラトリアム期にあり、将来への見通しが立たず正社員としての就職をしなかった人を指します。

夢追求型

夢は漫画家や小説家、画家といった芸術性の高いもの、もしくはアイドルや歌手、俳優といった芸能関連に夢を持ち正社員として就職をしなかった人を指します。

やむを得ず型

本人は強く正社員として就職することを望んだにもかかわらず、就職活動に失敗し正社員雇用に結びつかなかった場合、もしくは不況などの時期に当たり正社員雇用が少なかったときに正社員として就職が叶わなかった人を指します。

ご自身はどのタイプでしょうか。まずは自分自身がどのタイプであり、どのような理由で契約社員として雇用されたのか、そして今なぜ正社員を目指しているのかを(これらの3つの要素が解消したから、など)明確に答えられるようにしましょう。

実際に契約社員から正社員に選ばれる人はどんな人?

正社員になりたいと思っている人も多いと思いますが、誰でもなれるわけではありません。ご存じの通り、契約社員から正社員は狭き門です。狭き門を通過した選ばれる人にはどんな特徴があるのか見てみましょう。日々の自分自身と照らし合わせ、これからどうすればいいのかを考えてみるといいと思います。

成果にコミットできる

営業職の場合は、たいてい自分の頑張りがストレートに結果に反映されます。そして、正社員になるための一番分かりやすい評価ポイントは実績です。単月だけではなく年間達成をしていたり、達成率が高かったりすると企業からの期待も高まると思います。書類や面接ではできるだけ具体的に与えられた役割と実績を提示しましょう。そして、目標を達成するために何をやってきたのかなど、これまでの経験や身につけたスキルと、それをどう活かせるのかを伝えられれば正社員への道はぐっと近づくでしょう。

業務効率化を実現できる

バックオフィスの場合、いかに業務効率化を意識して仕事に取り組んでいたかが重要視されます。ルーチン業務を効率化するために仕組化したり、部署全体で効率化するためにマニュアル作成を行い、削減できた時間とその時間をどう活用したかまで伝えられると良いでしょう。自ら課題意識を持ち、解決するために考えて行動するという一連の流れはどの仕事においても必要とされる能力なので、自信を持って良いと思います。

地道にコツコツ取り組める

バックオフィスの仕事はもちろん、営業や広報などのように華やかに見える職種も日々の業務は地道な取り組みの繰り返しだったりします。成果がでなかったり、表立って表彰されなかったりするとモチベーションが下がってしまう人もいますが、自分の気持ちに左右されずにコツコツ地道に積み上げていける人は業界や職種に限らずニーズの高い人材だと言えます。

自主性や主体性がある

正社員であれば、言われたことを100%できるのは当たり前だと考えられています。その上で、自ら高い目標を設定して高い実績を上げられたり、状況を見極め自ら考えて行動できる人など主体性がある人は高く評価されます。これまでの業務の中で取り組んできたことがあれば、自己PRとして使えるので具体例を交えてしっかり伝えるようにしましょう。

契約社員から正社員になると具体的に何が変わる?

この記事を読んでくださっている人の中には、漠然と正社員になりたいと思っている人もいるかもしれません。契約社員は雇用期間の定めがありますが、正社員になると期間の定めがなくなることが一番の違いです。実際のところそれ以外にどんな違いが出るのかいくつかご紹介します。

仕事内容

契約社員と比較すると、プロジェクトのリーダーなど責任ある仕事を任される可能性も高くなります。責任の及ぶ範囲も広がるため経験や身につくスキルも増えるでしょう。

残業

契約社員の場合は、仕事内容や労働時間などを厳密に管理されていることが多いです。契約社員と比較すると、正社員の方が業務の幅が広がることもあり、それに付随して残業時間も増えることが多いようです。

転勤

契約社員の場合だと基本的に転勤はありませんが、正社員になると職種によっては転勤の可能性がでてきます。

収入

契約社員の場合はボーナスがないことも多いですが、正社員になるとほとんどの場合ボーナスが支給されます。そのため年収ベースでみると正社員の方が収入が上がりますが、月給ベースでみると契約社員の方が割高なケースが多いようです。残業時間も少ないため、時給換算すると契約社員の方が効率的に稼げるということもあるようです。

福利厚生

契約社員の場合でも福利厚生はありますが、利用できるものが限定されていることがあるようです。正社員になると制限されることなく福利厚生を利用できるようになるため、うまく活用すれば休みを取りやすくなったり固定費を抑えることができるなどいろいろとメリットがありそうですね。

契約社員でいるか、正社員になるか迷ったら…

正社員になるのは簡単なことではないので、不安に思っている人や迷っている人もいるかもしれません。迷った場合の判断の仕方をまとめたので参考にしてみてください。

正社員登用が見込める場合

前述の通り、一定期間を契約社員として勤務すれば自動的に正社員になれる場合もあります。長時間労働や休日出勤、パワハラやセクハラがあるようなブラック企業の場合は辞めるべきですが、正社員登用制度が高い確率で適用されているのであれば、期間満了までしっかり働いて正社員登用されるのを待つのが良いと思います。ただし、制度があってもほとんど利用実機がない場合もあります。会社によっては、満たせる人がいないくらい高い基準を設定されていることもあるため、これまでの実績や仕事でどんな結果を残せばいいのかなどは確認してから判断するのがいいと思います。

正社員登用制度がない・制度はあるが実績がない場合

この場合はこのまま働き続けるメリットよりもデメリットの方が大きいと思います。契約が更新されなければ無職になってしまうからです。転職活動をするのにもお金がかかります。もちろん日々の生活費も必要です。無職になってから焦るのではなく、できるだけ早く正社員を目指して転職活動をスタートさせるのが良いでしょう。

正社員になりたいけど、どうやって転職活動をしたらいいのか分からない、自分に自信が持てずに一歩を踏み出せないという人もいるかもしれません。そういう人は転職エージェントに相談してみるのが良いと思います。自分では気付いていなかった強みやあなたに合った仕事を紹介してもらえるなど、転職の可能性も見えてきて自信を持てると思います。もし今の状況では難しいと言われたとしても、これから何をすればいいかもアドバイスしてくれるので一度プロに相談してみることをおすすめします。

まとめ

「○○年後、自分はどのような場所でどのような仕事をしているのだろうか…そもそもきちんと職につけているだろうか…」という心配で心を悩ませている方には、「案ずるより産むが易し」転職活動にシフトしてみることをおすすめしました。

契約社員から正社員へ転職するのは決して容易なことではありません。これまでの自分ときっぱりと決別して、新たな人生を歩むくらいの気合いが必要になるでしょうか。しかし、明確な意志と的確なアドバイスをくれる転職エージェントを味方につければ案外すんなりうまくいくかもしれません。まずは転職エージェントへの登録から始めてみましょう!