【最短で】憧れの研究職に転職するなら。カギは焦らないこと【未経験や第二新卒でも転職を成功させる方法】

【最短で】憧れの研究職に転職するなら。カギは焦らないこと【未経験や第二新卒でも転職を成功させる方法】のイメージ

他の職種で就職したもののやっぱり研究職への憧れが捨てきれない…でも、未経験で研究職に転職するなんてきっと無理だろうな…と葛藤している人もいるかもしれません。また別の企業でチャレンジしてみたいと思っている人もいることでしょう。そんな方に向け、研究職の転職事情や成功させるためのポイントをまとめてご紹介します。

転職に必要なのは客観性です。

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この記事のもくじ

研究職への転職が難しいと言われる理由は、求人の少なさ

実は、研究職は人気の職種です。それにも関わらず求人の数は非常に少ないのが現状です。なぜなら、研究職は専門性の高い職種のため、応募条件が厳しくなりがちです。また一度研究職に就いた人が辞めることが少ないため、研究職への転職は狭き門だと言われています。そのため研究職への転職を成功させるためには、常に最新の求人情報を取得しておくことが重要です。

研究職への転職で、求められている最低限の条件

研究職の人が行う業務は、大きく2つあります。ひとつは「基礎研究」と言われるもので、仮設や理論を実証するためや研究対象に対して理解を深め新しい知識を得るためのものです。一般的に、大学や研究所で行われるものの多くは基礎研究です。もうひとつは「応用研究」と言われ、基礎研究の結果を踏まえ、実用化や製品化に向けて行う研究のことです。企業で行う研究は、ほとんどが応用研究と言われています。

では、そういった研究を行う研究職に求められる条件はどんなものがあるのでしょうか。まず、大学や大学院で専門知識を学んでいるということです。企業で食品関連の研究職に就きたい場合は、農学、生物学、食品学などを学んでいる必要があります。また企業の求人の多くは、大学院卒者を対象としているようです。

もうひとつは、前職で研究職やそれに近しい経験を積んでいるということです。仮に大学院で専門知識を身につけていたとしても、中途採用の場合は実務経験が必要とされることが多いのが実情です。実務経験がある場合、身につけた知識や経験をできるだけ具体化し、応募先でどう活かせるのかを具体的に落とし込めるかどうかが成功のカギです。

20代、未経験から研究職への転職を目指す方法

既に説明した通り、研究職の転職は通常の転職よりも難しいと言えます。しかし、可能性はゼロではありません。なぜなら、文系職種の代表ともいえる営業職などは、入社後に教育コストがかからない前提で募集をかけているので求人が多いのです。営業職の場合、会社のルールややり方に従ってOJTを中心に短期間でスキルを身につけ、成果で評価するからです。

一方理系職種と言われる研究職や技術職の場合は、どれだけ知識があったとしても、また他社で経験を積んでいたとしても、実際に入社して実務を行うまでは能力を正確に判断することはできません。ということも踏まえ、一定期間教育を行うことを前提に採用しているのです。

未経験でも可能性がゼロではないのは、技術職は人手不足というケースが多いからです。そのため、未経験であっても20代の場合はこれからの教育コストを加味しても、長く続けてもらえればコストを回収できると考える企業もあります。せっかく研究職に就きたいという希望があるのなら、はじめから諦めずにきちんと準備して転職活動を進めてみましょう。

転職エージェントに登録する

研究職に限らずですが、やはり転職エージェントを活用するのがおすすめです。特に未経験の職種への転職を成功させるためには、業界や企業に関する情報収集はもちろん、未経験からの転職者の成功事例や効果的なアピール方法など客観的な情報とプロの助言が不可欠だからです。

さらに転職エージェントに登録すると、転職サイトには掲載されていない企業独自のこだわりや面接の特徴なども教えてもらうことができます。また非公開の求人を紹介してもらえる可能性もあります。そして何と言っても求人数が少ないため、常に最新の求人情報を取得しておく必要があります。これらを自分で全てカバーするのは難しいですよね。あなた一人の転職活動では得られない情報やノウハウをたくさんもっている転職のプロの力をうまく借りながら、転職活動をすすめていきましょう。

派遣やパートで経験を積む

未経験者=経験がないことがデメリットになると考える人も多いでしょう。もちろん経験があるに越したことはありませんが、経験がないからと言って可能性がゼロというわけではありません。経験を積む方法として、派遣やパートなどで経験を積むことも可能です。転職活動でポイントになるのは、「どれくらい意欲があるか」です。行き当たりばったりで今の会社を辞めて派遣やパートになるのはもちろんダメですが、計画的に意思を持って経験を積む姿勢は企業にとっても良い印象を与える可能性が高いです。未経験だから無理だ・・・と諦めずに、なんとか道が拓けないか考えて行動することが非常に大切です。

資格を取得しておく

就職や転職活動において、資格があると有利という情報もあれば採否には影響しないという意見もあります。職種や転職のタイミングなどにもよると思いますが、未経験から研究職へ転職する場合、なんらかの資格を持っていることで意欲ややる気を印象付けることができます。資格を持っている=一定の知識があるというように、資格は能力の補助的意味合いが強いため、持っているだけで即採用というわけにはいきません。実務の中で各企業の要求に対してどれだけ応えられるかが判断基準となっているからです。しかし未経験の場合は、資格取得を通して一定以上の知識が身についているということと就職してからも頑張りたいという意欲を示すためには効果的と言えるでしょう。

ただし、職務に直結しない資格はいくらハイレベルなものであったとしても転職活動でアピールするのは逆効果です。資格を取得する前に、自分のやりたいことや習得すべき内容を明確にして取り組むことがポイントです。

研究職に就くコツは、考えを掘り下げて焦らず待つこと

これらの情報を得てもなお、難しくても研究職への転職にチャレンジしたいという強い意志のある人もいると思います。そういった人が転職を成功させるコツは、焦らず時間をかけて転職活動をすることです。
お伝えしたとおり、研究職の求人数は多くありません。そのため、見切り発車で今の仕事を辞めてしまうのは非常に危険です。また研究職と言っても多種多様です。あなた自身がどういった分野に興味があるのか、具体的にどんな仕事をしたいのか、仕事内容以外に譲れない条件はないかなどを自分自身と向き合い明確にしていく作業が必要です。未経験の場合は情報や知識が不足している可能性も高いので、紹介したとおり転職エージェントを活用したり、資格取得や実務経験を積むなど色々な方法を試しながら、理解を深めていくのが良いでしょう。自分の求めるものが明確になっていれば、理想の求人が出てきたときに自信をもって応募できるはずです。少ないチャンスを無駄にしないためにも、しっかり時間をかけて準備しておきましょう。

まとめ

研究職は人気の職種ですが、専門性が高く、一度就職した人が辞めることがほとんどないため、求人が少なく狭き門と言われています。ただその一方で、慢性的な人手不足の課題を抱えていたり、採用後に一定期間の教育をする前提で考えている企業が多いため、20代であれば未経験者でも十分に教育コストを回収できるという判断をするケースもあり、未経験者採用の可能性がゼロというわけではありません。少ないチャンスをものにするため、転職エージェントなどを活用しながら自分が携わりたい分野ややりたい仕事などを明確にして準備しておくようにしましょう。