志望動機で転職成功率は変わる!好印象を与える志望動機・自己PRの作り方

(最終更新日:2020/10/30)

志望動機で転職成功率は変わる!好印象を与える志望動機・自己PRの作り方のイメージ

転職活動の際には、応募書類(履歴書や職務経歴書)の提出や面接など、採用試験にはさまざまなステップがあります。答える項目もたくさんありますが、中でもポイントとなるのが「志望動機・自己PR」です。特に、経歴やキャリアを強くアピールする自信がない第二新卒・既卒・フリーターの人にとって、入社してからのことや自分の強みがPRできるこれらの項目は、しっかりと表現したいものです。

魅力的な志望動機・自己PRの書き方についてご紹介していきます。

転職に必要なのは客観性です。

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この記事のもくじ

20代の転職の成功は志望動機にかかっている!?

志望動機・自己PRは、応募書類や面接の中で重要な項目です。どんな企業でも面接時にこれらの質問は行われますし、志望動機をどのように答えるかによって、採用担当者からの評価は大きく変わっていきます。

詳しい自己PRの例文はこちらからご覧いただけます。

特に20代で転職を考えている人、第二新卒、既卒、フリーターから正社員を目指す人は、十分なキャリアやスキル、経歴が揃っているとは言いがたい状態です。そんな若手転職希望者が採用を勝ち取るためには、志望動機や自己PRをしっかりと語り、働く意欲や企業内でどのように貢献できるのかといったことをアピールすることが効果的です。

転職活動の中で、書類選考にも面接にも役立つ、志望動機をしっかりとつくっていきましょう。

理想的な志望動機を作る5つのポイント

そもそも、なぜ企業の採用試験で志望動機を聞かれるのでしょうか?

まず1つ目としてあげられるのは、応募者の志望度がどれだけ強いかを知るためです。
企業は、「この企業で働きたい!」という熱い思いを持っている人といっしょに働きたいと考えています。それだけの熱意があれば課題や問題にぶつかったときも、それに負けずに成長していける可能性があるからです。モチベーションを維持して働くためにも、「この会社で働きたい!」という思いは大切です。

さらに2つ目としてあげられるのは、その人が企業の社風や考え方に合っているのかを見極めるためです。
いくら「働きたい!」という気持ちがあっても、企業の社風や方針に合わないと、長く働くことはできないでしょう。そういったミスマッチが起こってしまうと、メンタル不調に陥ってしまったり、早期退社をせざるを得なくなってしまったりするかもしれません。そんなことになれば、企業側も働く側も両方不幸になってしまいます。

こういったことを事前に知るために、企業側は求職者に志望動機や自己PRを語ってもらう機会をつくっています。そういった前提を理解したうえで、理想的な志望動機をつくるポイントをみていきましょう。

選んだ理由を明確にアピール

「応募先をなぜ選んだのか」は、志望動機のもっとも重要な部分です。
しっかりと明確な理由をアピールして、採用担当が知りたいポイントを抑えましょう。数ある企業の中からどうしてその企業を選んだのか、どんな部分に魅力を感じているのかを考えると志望動機がつくりやすいはずです。

その時に注意したいのは、思いだけを語るのではなく、しっかりと企業研究をした上で選んだということを伝えることです。ホームページをチェックしたり、商品やサービスを実際に使ってみたりすることで、オリジナリティのある理由が語れるはずです。

【例文】「前職も御社と同業同職である不動産の営業職でしたが、全国展開しているため異動も多く、一人ひとりのお客様に長期間に渡り寄り添うことが不可能な状況でした。
地元密着型で事業展開されている御社においては、一人ひとりのお客様と密な信頼関係を築けるとともに、営業以外でもさまざまなシーンで活躍できると思い、志望いたしました。
特に地域貢献として、会社の敷地内でのフリーマーケットを始めとしたイベントなど、地域住民とのコミュニケーションを積極的に推進している点にも大企業にはない魅力を感じております。」

どんな貢献ができるかアピール

ただ単に「入社したい!」という思いを語るだけでは、採用につながりません。入社後、企業の一員として、会社にどんな貢献ができるのかをアピールしなければ、採用担当者に十分な魅力を伝えられません。

あなたを採用することで、企業にどんなメリットがあるのかを伝えられることがポイントです。持っているスキルや経験、能力などの仕事に直結することはもちろん、価値観やあなたならでは視点など、何かしら貢献できることを語ることで、いっしょに働くイメージも伝えられるでしょう。

【例文】「私は現職で中古住宅販売の仕事をしています。住宅は人生最大の買い物であり、お客様も妥協をすることはありません。しかしながら、近年のコロナ禍においては、モデルルーム見学のお客様も減少し、苦境に立たされました。
そのような状況の中でも、「お客様の気持ちに寄り添う」という原点に立ち返り、お客様の要望を引き出しご提案に徹したところ、1ヶ月で5件、合計1億円の成約をいただきました。成約いただいたお客様は「○○さんにお願いして良かった」と口を揃えて仰ってくれています。
自分では無意識だったのですが、“無理やり売る”というスタンスではなく、“ご家族の将来を見据えたアドバイス”などを行ったことが成績につながったと自負しています。
輸入住宅販売に尽力する御社においては、この“お客様に寄り添う”精神を活かして、お客様、および御社に貢献したいと考えています。」

体験エピソードを交えて

インターネット上で公開されている例文や、思いや希望だけを語るだけでは、現実味のある志望動機にはなりません。
これまであなたが経験したエピソードや、実際に企業の製品やサービスに触れた感想など根拠となるエピソードを交えた志望動機をつくるように、心がけましょう。

【例文】「御社が製造販売している『ひとり用小鍋』を発見した時は驚きました。土鍋でありながら電子レンジもオーブンもOKで、デザインも洗練されています。コロナ禍でひとり用の小鍋に注目が集まっている中、さまざまな小鍋がリリースされていますが、多機能で低価格を実現している商品をリリースしているのは御社だけのように思います。
また、実際に使用すると、一度ガスでつくった鍋を冷めたらレンジで温め直すことができる、という機能に改めて感動いたしました。このような商品を世の中に広く知ってもらいたい、と考え、御社のPR職を志望させていただきました。
御社は小鍋以外にも○○など、さまざまな『かゆい所に手が届く』商品をリリースされています。御社商品のいちばんのファンという『中の人』の立場で、SNSなどさまざまな手段を駆使して周知に尽力し、業績アップに貢献したいと考えております。」

企業の方針を意識して

志望動機を聞く理由の1つとしてもあげられる「会社の社風と合っているか」という点をクリアするために、企業の方針や社風に合っている、そういう社風に惹かれた、などを志望動機に入れるのもいいでしょう。
企業の方針と大きく外れるようなことをいうのは避けましょう。

【例文】「御社の社是である『見るまえに飛べ』に強く共感したことが志望動機のひとつです。私が尊敬している大江健三郎先生の著書のタイトルでもあります。
あの物語は主人公の挫折という形で終わっていますが、御社における『見るまえに飛べ』とは、『失敗を恐れてチャレンジしないよりも、失敗しても良いからまずチャレンジして失敗から学べ』という意味だと言います。そのチャレンジ精神や社員を信頼する企業姿勢に強く共感いたしました。
私には、○○や○○など、御社で実現させたいアイデアが既に豊富にあります。どれも確実に御社への貢献を約束できるものではないかもしれませんが、たくさん失敗してたくさん学ぶことで、いつの日か御社で№1の営業として活躍したいと思います。」

将来やりたい仕事をアピール

その企業に入って、どんなことがしたいのか、入社直後の希望だけでなく、将来やってみたい仕事についてもアピールするようにしましょう。

成長の意欲があり、長年にわたって活躍してくれるとポジティブな印象を持たれるはずです。「将来は海外拠点に赴任したい」「店長として新規店舗を担当してみたい」「開発部門で働きたい」などより具体的な業務内容や職種を出すとよりアピールにつながります。

【例文】「現在はメーカーで営業を担当しています。業務を進める中で、さらに大きな『海外』というフィールドで活躍したいと思い、御社を志望させていただきました。
現在の業務はやりがいはありますが、企業や商品の知名度がまだ低いため国内でのプロモーションがメインとなっています。
一方御社は、made in JAPANのクオリティーを元に積極的にグローバル展開を推進されています。特に私も愛用している○○(商品名)においては、国内外のシェアが№1であることから、海外営業にもチャレンジできると考えました。
個人的には、海外で即戦力として活躍するために語学力を強化し、TOEICのスコアは900点を獲得しました。将来的には、御社の海外拠点に赴任すべく、中国語やベトナム語なども勉強中です。既存の商品のみならず、新規の商品開発にも携わることで御社のグローバル展開に貢献する人材として活躍したいと思います。」

逆にこんな志望動機はNG…。注意すべきところは


志望動機に書くべきポイントが理解できたところで、反対に採用担当者に魅力が伝わらないNG表現もみていきましょう。

自分自身ではなかなか気付かず、知らないうちにNG表現をしていた…ということにならないように、第三者に履歴書は添削を、面接は模擬面接の練習をお願いすることをお勧めします。客観的な視点から、気付かなかった問題点を指摘してくれるかもしれません。
転職エージェントを利用してみることもおすすめです。

志望理由が漠然としている

「人の役に立つ仕事がしたいから」「営業職に興味があったので」など、漠然としている志望動機は魅力的ではありません。なぜその企業でなければいけないのかをしっかりと伝えるようにしましょう。そのためには、事前に企業研究をすることが欠かせません。

「働く意欲」が伝わらない

「御社で学ばせていただきたいです」「勉強させていただきたいです」といった言葉は、志望動機としてふさわしくありません。社会人として働くということは、学生時代のように教えてもらうのを受け身で待っているような姿勢では務まりません。知識を貪欲に吸収しようとする気持ちは大切ですが、学んだことをどう活かすのか、どう貢献していくのかをアピールしましょう。

志望動機が「待遇」のことばかり

「御社の福利厚生に魅力を感じました」「休みがしっかり取れそうだったので」といった、待遇のことを志望動機として語るのはNGです。
確かに待遇も、仕事選びの上では大切なことですが、わざわざ履歴書や面接の際の志望動機として挙げるのは控えましょう。志望動機は、あくまで事業内容や仕事の内容について語るのがいいでしょう。

上から目線の志望動機

「私が入社することで御社も成長できると思います」なんて、上から目線の志望動機を書いていませんか?経歴や経験に自信を持つことは大切ですが、ただの自慢をしたり話を大げさに話したりしすぎるのはマイナスです。
頑張ってきたことをアピールしつつ、その力をもっと発揮するために入社したいという思いを伝えましょう。

例文をコピペしたような志望動機

志望動機の例文は、検索すればたくさん見つけることができるはずです。
それらを参考に自分の書いた志望動機をブラッシュアップするのはいいことですが、すべてをコピペしてしまうのはNGです。自分の言葉で語っていないことは、採用担当者にすぐにバレてしまうでしょう。

長すぎて何が言いたいのかわからない

特に面接の場合、緊張のせいもあり、話がまとまらずに何が言いたいのか分からない志望動機を語ってしまうケースがあります。事前にどんなアピールがしたいのか、志望動機をまとめておくのがいいでしょう。事前練習もお忘れなく。

話のバランスも重要

採用担当者に良く思われたいことに重きを置いて、企業をベタ褒めすることに時間を割いていませんか? 企業に対するあなたの想い(主観・評価)は、あなたの志望動機とはまったく関係のないトピックです。

自分の想いを伝えることに必死になったとしても、それはあくまでも「自分語り」でしかありません。企業がもっとも欲する情報は、あなたが「なぜ」「何のために」志望して、「そのために何を努力したか」「入社したらどのような形で企業に貢献できるか」です。

それを伝えるために必要であるならば企業を持ち上げることも効果的ですが、持ち上げることがメインになってしまっては、採用担当者の時間泥棒にしか過ぎません。企業研究をしっかりしているな、と好感を抱かれるケースもあるかもしれませんが、それはレアケースです。

志望動機を話す際には、自分の話と企業に対する想いへのバランスに留意しなくてはいけません。バランス的には、「自分の話8:企業の話2」というのが無難でしょう。確かに褒められて嫌な気分になる人はいませんが、面接、志望動機を話すタイミングで自分の話よりも企業の持ち上げに注力するのは適切とは言えません。

20代、第二新卒や既卒、フリーターをうまく表現する方法

企業側にマイナスポイントを感じさせず、20代・第二新卒・既卒・フリーターであることを表現するにはどんな方法があるのでしょうか?

第二新卒の場合(勤続年数が少ない場合)

第二新卒など勤続年数が少ないため、社会人経験はあるもののPRできるほどのスキルやキャリアは持ち合わせていないという人も多いと思います。たとえ1~3年程度であっても、働いた経験があるということは大きなポイントです。現職での経験を通してどんなことを感じて、どう行動してどんな結果に結びついたのかという流れで、できるだけ具体的にまとめてみましょう。そして、そういった経験を活かして応募先でどんなことにチャレンジしたいか、どんな力を発揮できるかを盛り込んで志望動機を作ってみましょう。ただなんとなく仕事をしているのではなく、現職の中でも自分なりに考えて行動していることが担当者に伝われば、自社での活躍イメージや期待も高まります。

また第二新卒の強みは、最低限のマナーが身についているというところにもあります。教育コストを削減できることは採用側にとって大きなメリットです。マナーが身についているということは、担当者とのメールや電話のやりとりや面接での身なりや立ち振る舞いなどから担当者が判断することが多いです。そのため志望動機に盛り込むのは必要最低限にし、面接の場だけでなく日々のやりとりから注意して行動するようにしましょう。

フリーターの場合

フリーターから正社員になったという人も最近は増えてきています。フリーターの場合、そこから得た経験や身についたスキル、それが応募先でどう活かせるかを端的に伝えるのがポイントです。

応募先と関連性の高いアルバイトをしている場合は、具体例を出すと相手もイメージがわくのでアピールしやすいと思います。違う業界だった場合でも経験を振り返ってまとめていくと、コミュニケーション力や課題発見力、課題解決力などどの業界でも必要とされるスキルに行き着くものです。業界が違うとエピソードで共感しづらいということはあるかもしれません。相手が状況をイメージしやすいように必要な情報を端的にまとめて分かりやすく伝えることに注力しましょう。相手が鮮明にイメージできれば、それだけで提案力やコミュニケーション能力が高いという評価を得られる可能性もあります。

また長年続けている場合、継続力をアピールすることができます。フリーターや第二新卒、既卒などはすぐに辞めてしまうのではないかという懸念を抱えている担当者も多いので、しっかりアピールしましょう。ただし、ただ続けていたというだけでは、アピール材料として少し物足りません。その長い経験の中で得た気づきや経験、体験などの経験談はしっかりと盛り込むことをおすすめします。

フリーターでも責任のある仕事を任されていたり、長年続けていて頼りにされているという人も多いと思います。雇用形態は違いますが、そこでの経験は立派な職歴です。フリーターだから…と悲観的になる必要はありません。経験やスキルを棚卸して、これからどう活かせるのかと結びつけて伝えてみましょう。

既卒、就業経験がない場合

既卒や就業経験がない場合、なぜ既卒になったのかという振り返りとそれを踏まえて今何をしているのか、をどう伝えるかがポイントです。なぜなら、売り手市場にも関わらず就職できなかった=就職する意思がないと捉えられてしまうことが多いからです。その印象を払拭し、一緒に働きたいと思ってもらうためには、振り返りを踏まえて何を考えてどんなことをしているのか、を盛り込んで志望動機を作ることがポイントです。

既卒になった理由は介護や病気などやむを得ない事情もあれば、留学で就活のタイミングが合わなかった、行動力が足りなかった、途中で何がしたいのか分からなくなってしまったなど人それぞれだと思います。自分の気持ちによるものが理由だった場合は認めたくないかもしれませんが、まず一度受け入れてみましょう。大切なのは、振り返りからどんな教訓を得て、今に活かしているのかということです。今につなげられている=自ら課題を発見し、解決策を考えて行動する力があるとみなされるので、しっかり自分の過去と向き合いましょう。

第二新卒やフリーターと違い、既卒の場合は空白期間がある人も多いでしょう。その間にもう一度自己分析や企業研究をしたり、将来に向けて資格取得の勉強やアルバイトをしている人もいるでしょう。自分で方向性を定めて必要なことに取り組む力は、社会に出てからも必要とされます。ただなんとなく過ごしていた人は今からでも構わないので、過去の自分を振り返り、これからに向けて目的を持って行動してみましょう。そして、目的を達成するために今何をしているのか、その経験が応募先でどう活かせるのか、その経験を活かして応募先でチャレンジしたいことや成し遂げたいことなどと結びつけて伝えると、採用担当者にも熱意や意欲が伝わるでしょう。

志望動機の例文をあれこれ見て回る方法

志望動機の記入例や業界ごとの例文を参考にすることで、より良い志望動機・自己PRがかけるようになるでしょう。インターネットで検索することでさまざまな例文を見ることができるので、ぜひ検索してみることをおすすめします。

ただし、記入例は、あくまで“参考”程度にとどめておくようにしましょう。志望動機のコピペは、採用の担当者にすぐに見破られてしまいます。自分が志望している企業や業界が求める人材像を想像しながら、自分自身の経験やスキルの中でアピールできる部分を探すようにしましょう。

まとめ

志望動機や自己PRは、これまでの経歴や経験にとらわれずに、自由に企業へアピールできる絶好のチャンスの場です。
社会人としての経験が浅い20代、第二新卒、既卒、フリーターの人は、しっかりと活用するべき項目と言えそうです。書類選考、面接を通して、自分がその企業に入ってやりたいこと、貢献できること、そしてその企業の一員として相応しいということをしっかりとアピールしていきましょう。