顔採用は確かにある。顔採用が多い業界、基準をクリアするためにできること

顔採用は確かにある。顔採用が多い業界、基準をクリアするためにできることのイメージ

みなさん一度は、「顔採用」という言葉を聞いたことがあると思います。
実際のところ、顔採用があるのかないのか、なぜ企業は顔採用をするのか、顔なんてどうしようもない…と思っている人もいるかもしれません。

企業がどう考え、実際にどんな採用が行われているのか、気になるポイントと対策を紹介していきます。自分の顔に自信がないという人にとっても、自信がある人にとっても、転職活動をする上でプラスになる情報も盛り込んでいるので、一度確認してみてください。

転職に必要なのは客観性です。

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この記事のもくじ

顔採用は確かにある。転職希望者が考えるべきことは

結論から言うと、顔採用は確かにあります。
顔採用があると聞くと、不快に思う人もいるかもしれません。

確かに一昔前は、顔さえ良ければ採用されるということがあったようです。しかし、現代はその考え方が変わりつつあります。

顔が美人か、イケメンかで判断するのではなく、生き様が表れる「顔つき」を見ようという考えに変わってきています。生まれつきの顔で評価するのではなく、人となりがあらわれる「顔つき」を重要視するようになってきたのです。

どんなに美人やイケメンであったとしても、表情が暗いと印象が良くありません。そんな人を採用したいとは思いませんよね。

どういう人なのかは、表情や醸し出す空気に現れるのです。意欲的であったり、前向きな考え方を持った人は、そういった表情をしています。気持ちの良いコミュニケーションを心がけている人は、自然と優しい顔つきになったり、笑顔がこぼれるものです。

面接官は、そういった顔つきから、その人本来の性格や考え方を見極めている、ということを覚えておきましょう。顔には日頃の生活や考え方が表れるため、自分は表情が暗い、印象が悪い、と思っている人は、物事の考え方や取り組み方なども変えてみるといいかもしれませんね。

日々そういったことを意識していれば、顔つきが変わってくるだけでなく、内面にも変化が表れると思います。自分に自信がないという人は、自分と向き合い、考え方や日々の生活を少し見直してみましょう。自分を変えようとする行動は、表情や雰囲気に現れます。そうすれば、きっと面接官の印象も良くなると思います。

また、当たり前のことですが、髪型やスーツの着こなしなど、身だしなみを整えるのは、ビジネスマナーです。チャンスを無駄にしないよう、細かい部分にも気配りを忘れないようにしましょう。

企業側が顔採用をしてしまう3個の理由

そうは言っても、顔を重要視して採用をする場合は、少なからずあります。企業側の立場から、その理由を解説します。

能力や経験が同じ

書類や面接の限られた情報だけでは、一人一人の細かい能力まで正確につかめないこともあります。そのため、経験やスキルがほぼ同じ場合は、顔や表情などで判断せざるを得ないことがあるようです。

人と接触することが多い職種

会社の代表としてフロントに立つ営業職や受付事務、接客や販売などの職種は、顔を重要視する傾向にあります。その人の印象がそのまま会社の印象になることもあるため、社外の人と接することの多い職種は、顔つきも選考の要素になるようです。

採用の最低基準

顔には、人となりが表れるという考えを持っている会社は多いです。仮にとても高い能力を持っていたとしても、表情が暗かったり、雰囲気が良くなかったりする人は、周囲の士気を下げる可能性があります。

企業は、時間とお金をかけて採用を行っているので、自社にとってプラスになる人を採用したいわけです。よって、採用判断をする上で、顔つきや雰囲気は、その人を判断するための必要材料だと考えられていることを理解しておきましょう。

もちろん、どんなによい顔つきをしていても、能力がなかったり、考え方がおかしい人は採用されません。あくまでも顔は、多少加点されるものであって、重要なのは中身です。

特に顔採用されやすい業界は…

顔採用されやすいと言われている業界は、いくつかあります。

空の旅の華、航空業界

有名なところでいくと、航空業界は顔採用を取り入れていると言われています。飛行機は、乗り物の中でも乗客が不安とストレスをためやすいものです。それらを取り除き、安心感と信頼感を与える大きな責任を背負っているキャビンアテンダントは、顔や顔つきが重要だと考えられるのもわかる気がしますね。

人気の美容・アパレル業界

美容・アパレル関係も顔採用の要素が強いと言われています。店頭に立ち、社員自身が広告塔になることも多く、ブランドイメージを最大限に引き上げる役割を担っているため、肌のきれいさやスタイルがなど、顔に限らず、外見そのものが重要視されます。

営業力重視の広告代理店

営業力が重要視される広告業界の広告代理店も、プレゼンテーション能力のひとつの要素として、表情や雰囲気は需要です。取引額も大きいため、自信のない表情などは、クライアントに不安を与えてしまうためNGです。

クライアントから信頼されるためにも、しっかりした内面があって、それが顔つきにあらわれている必要があるのでしょう。

テレビ番組の華、アナウンサー

あとは、マスコミ業界のアナウンサーも、顔採用だと言われることが多いです。視聴者からの支持を得るために、アナウンサーの果たす役割も大きいです。朝一番に見るテレビ番組では、元気で明るい人を見たいと思うのは、当然の心理かなと思います。

あくまでも顔が多少重視される傾向にあるというだけで、顔が全てではありません。もし志望する業界があった場合は、しっかり自分と向き合い、自己アピールできるようにしておきましょう。

美人やイケメンが良いわけではない。顔採用に負けない努力を

確かに、能力や経験が同じレベルであれば、顔が有利に働くこともあるかもしれません。でも、諦めないでください。

繰り返しになりますが、顔つきや醸し出す空気は、その場しのぎで作れるものではなく、日々の生活が表れるものです。イキイキしている、前向きな人だと感じてもらえるよう、毎日の過ごし方も意識して見直してみるのも良いでしょう。

そして、そういった日々の努力に加えて、自分をしっかりアピールできるかが、とても大切です。面接で重要なのは、採用担当者に、一緒に働きたい、自社に必要な人材だと感じてもらうことです。

そのためには、自己分析をしっかり行い、自分の魅力を知り、それをしっかり伝える練習をしておく必要があります。

これらは、あなたの努力次第でいかようにもなりますよね。どれだけ顔に自信がある人も、ここを怠ると選考を通過することはできないので、注意してください。

採用担当者はプロなので、そういった努力もきちんと見極められてしまうのです。顔だけでなく表情や雰囲気も重要です。そして、話す内容もしっかり準備して、あなたの魅力をアピールできるようにしておきましょう。

まとめ

確かに顔採用はあります。しかし、顔が良ければOKということではありません。仮にどんなに顔が良くて、どんなにスキルのある人でも、暗い人や雰囲気の良くない人などは採用されません。

大切なのは、日々の生活から形作られる顔つきや雰囲気です。これを機に、日々の生活にも注目してみると、自分をより魅力的にする方法が、何か見えてくるかもしれませんね。

そして、企業に採用するメリットがあると感じてもらえるよう、自己分析をしっかり行って、自信を持って自分をPRできるようにしておきましょう。