転職エージェントとの正しい付き合い方のコツ。転職成功はエージェントにかかっている…!
転職の強い味方・転職エージェントですが、正しく付き合わないとミスマッチが生まれて不幸な転職になる可能性もあります。
転職エージェント&アドバイザーとの賢い付き合い方をマスターして、ハッピーな転職を手に入れましょう!
この記事のもくじ
転職エージェント選び以上に難しい、アドバイザーとの付き合い方
星の数ほど存在する転職エージェント。エージェントを選ぶのは意外と簡単ですが、アドバイザーを選ぶことは不可能です。なぜなら、登録して「たまたま」面談した担当者がアドバイザーを担当することが多いからです。
もちろんこの時点で「ハズレ」の担当者をひいてしまうと、いつまで経っても仕事を紹介してくれなかったり、何社か紹介してもらってもその結果が来なかったりします。
単に「初めからハズレ」であったら違うエージェントを利用するか、担当を変更してもらえば良いだけのお話ですが、自らの手でアドバイザーを「ハズレ」化してしまうこともあるので、アドバイザーとは慎重に付き合う必要があります。
自らの手でアドバイザーを「ハズレ」化してしまう例として、「報・連・相」などのコミュニケーションができない場合、転職の意思がさほどない場合などが挙げられます。アドバイザーは慈善事業で働いているわけではありません。
また、アドバイザーを下の立場に見ることは絶対にご法度です。確かに仕事の紹介が成立したら、転職エージェントは企業から報酬をもらえます。アドバイザーの社内評価も高くなります。
それでもアドバイザーは、転職成功という一緒のゴールを目指した「パートナー」であることを忘れずに。しかも、転職成功後も相談に乗ってくれるなど、何かと力になってくれます。
また、良い関係を築けたのであれば、次にもしも転職するとしても力になってくれるでしょう。だからこそ、アドバイザーとは良好な関係を築く必要があるのです。
転職エージェントとの関係性を高める付き合い方
アドバイザーと良好な関係を築くことが転職成功の近道であることは前述の通りです。では、どのようにしたら良好な関係を築くことができるのでしょうか。その方法を詳しく紹介します。
コミュニケーションをマメに取る
アドバイザーにあなたの希望などをしっかりと理解してもらうためには、コミュニケーションをマメに取ることが必要不可欠です。とは言え、頻繁に会って話をする、というのはお互いに現実的ではありません。アドバイザーによっては、同時に数十人の求職者を担当していることもあります。
そんな時に有効なコミュニケーションツールが、メールです。転職活動に何か変化があった時には、逐一メールで報告するようにしましょう。連絡をもらった時にもなるべく早く回答するように心がけてください。
社会人としてのマナーを意識した行動を心がける
アドバイザーとの面談の時間をきっちり守る、遅れる場合は一報を入れる、友達感覚で話さない、面談時には小奇麗な身だしなみを心がける、など、社会人としてのマナーを意識した行動に徹しましょう。
アドバイザーは「友達」ではありません。いくら仲良くなったからと言って、親しき仲にも礼儀あり、です。転職エージェントの中にはクリエイティブに特化した業者などもあり、そうした場合はマナーに寛容なこともありますが、最低限の一線はキープしてください。
嘘はつかない
初めての面談時には緊張もするし、なるべく良い条件の求人を紹介してもらいたいことから、少し自分を「盛って」話す求職者も多いものです。しかしながら、自分の本音を出さず嘘で固めた内容を話すようでは、たとえ転職が成功したとしてもミスマッチが生じます。
アドバイザーには嘘を話さず、あくまでも本音を話すこと。本音を話すことで、お互いの信頼関係も深まります。
キャリアアドバイザーに相談して良いこと、だめなこと
いくらアドバイザーには本音を話すべき、と言っても、本音で話して良いことと悪いこともあります。
キャリアアドバイザーに積極的に伝えたいこと
積極的に伝えるべきは、自身の情報や要望です。今後のビジョンなどが明確な方であればそれを伝えることももちろん重要ですが、あまりにも固執してしまうと、あなたの可能性をつぶしてしまう恐れもあります。
と言うのも、アドバイザーは転職のプロ。あなたの要望や適性などを理解した上で、まったく意識していなかった業界や職種を提案してくれることもあります。
要望を伝えた上で、プロの意見にも耳を傾ける柔軟性も持ち合わせて、損をすることはありません。
なお、ほかにも利用しているエージェントがあれば、その情報も正直に伝えましょう。転職エージェントにとって大きなリスクは、「他社に人材を取られる」ということです。複数の転職エージェントを利用している=転職意思がある、ということなので、優先的に仕事を紹介してくれる可能性があります。
逆にアドバイザーにあまり言わない方が良いこと
たとえ今すぐ転職する気がなくても、「転職する気はない」と言い切ってしまうことはNGです。アドバイザーの仕事は、求職者と企業を結びつけ、転職させることです。その気がないのであれば、「今すぐ!」転職したい求職者を優先するのが当然です。
転職エージェントを利用するメリットはこちら:
上手に自分の考えを転職エージェントに伝える方法
転職エージェントは相談だけでも可能ですし、その相談も「上手に」することでエージェントと意思疎通ができ、希望の転職に近づきます。では、上手に伝えるためのコツはあるのでしょうか。
相談したいことを整理する
アドバイザーとの面談は平均して1時間~だと言われています。限られた時間の中で効率的にコミュニケーションを取るためには、相談したい内容などをメモしていくのが良いでしょう。自身のスキルやPRポイント、転職理由なども文字に起こして持参すれば万全です。
ネガティブな情報はポジティブに変換!
例え退職理由が「つまらないから」「職場の人間関係」などといったネガティブなものであっても、それをポジティブに変換するのが印象アップの秘訣です。
「〇〇の仕事に興味がある」「△△という意識を持った職場で働きたい」、そんな前向きな転職理由であれば、エージェントの心象も良いものです。
本命以外の転職エージェントで面談の「練習」をする
時間に余裕がある方なら、予行演習も兼ねて本命以外の転職エージェントでトークの練習をすることもおすすめです。アドバイザーとの面談における傾向と対策がなんとなく見えてくることでしょう。
アドバイザーが合わない。そんな時どう転職エージェントに伝える?
アドバイザーとの相性が合わないと感じたら、迷わずアドバイザーの変更をエージェントに申し出ましょう。電話やメールで変更依頼もできるほか、大手エージェントの場合はWebサイトから担当者の変更ができることもあります。
なお、電話やメールで変更依頼する場合は、その理由も添えることが鉄則です。この時、アドバイザー個人を否定するような伝え方は絶対に避けてください。感謝をしながらも、謙虚に変更の依頼をするのが社会人としてのマナーです。
転職エージェントを制する者、ハッピーな転職を制す!
転職エージェントのニーズは、求職者がなるべく早く転職することです。もちろん相談だけでも利用できますが、それが成約に結びつかないのであればどうしても優先順位は低くなってしまうもの。
そうした転職エージェントのニーズを理解した上で、今回の記事に記載したテクニックでエージェントと良好な関係を築き、ハッピーな転職を実現させてくださいね。