IT業界への転職を絶対成功させる!第二新卒・既卒・未経験のためのコツ

IT業界への転職を絶対成功させる!第二新卒・既卒・未経験のためのコツのイメージ

IT業界というと、特別かつ最先端のスキルを持っている人のみが活躍しているイメージがあるかもしれません。それは間違っています。実は全くの未経験、ノースキルからIT業界に転職することは可能です。

この記事では、新卒でなくても、未経験でも、IT業界に転職できるコツを徹底指南します。IT業界を身近に感じることができたら幸いです。

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何から進めればいいの?

第二新卒の場合、転職活動は初めてという方がほとんど。
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この記事のもくじ

IT業界未経験だけど転職したい!成功させるにはどうすれば?

IT業界の花形職種と言えば、エンジニアやプログラマー、というイメージが強いですが、そうした職種は中途採用の場合、基本的に経験者を採用します。

全くの業界未経験者であれば、事務や経理、営業職など、IT系職種以外の職種でIT業界にデビューするのが現実的でしょう。もしも前職(現職)でそうした職種で働いていたのなら、採用される可能性は大いにあります。

おすすめは転職エージェントに登録して、仕事を紹介してもらう方法です。IT業界に強い転職エージェントもありますし、幅広い職種を取り扱っているため「業界に入りたい」という目的であれば希望職種ではないかもしれませんが、転職できる可能性は高くなります。

創設間もないITベンチャー企業などは人手不足で比較的簡単に入社できる可能性もあるので、常にアンテナを張り巡らせておいてください。

IT業界の理想と現実

IT業界は、業界自体が社会に必要不可欠になっていて、新しい技術やサービスも次々と台頭してきています。メーカーやテレビやマスコミなど停滞している業界に比べて未来は明るいと言えます。

ただし、IT業界=安定、と早合点してはいけません。実力主義の世界で結果は出しやすいものの、逆に言えば実力がないと生き残ることはできません。

さらに厚生労働省は、IT業界のことを「業務における過重な負荷による脳・心臓疾患や、業務における強い心理的負荷による精神疾患が多い業界」と断言しています。また、長時間労働や過労死も問題視しています。

単に憧れや将来性だけでIT業界に転職したいと考えるのは少し危険な業界であることも理解しておいた方が良いでしょう。

IT業界の特徴

インターネットなどの情報技術を通じてあらゆるサービスや仕組みを提供しているのがIT業界です。

その技術の進化は目覚ましく、パソコンやスマートフォンなどの媒体の開発を行うハードウェア業界に始まり、インスタグラムなどのSNSの開発を行うインターネット業界もIT業界と呼びます。

具体的には、IT業界には5つの分類があります。

  • ハードウェア:機械の「外側」を提供(アップル、NECなど)
  • ソフトウェア:機械の「内側」を提供(日本オラクル、オービックなど)
  • インターネット・ウェブ:インターネットを介したサービスを提供(ヤフー、楽天など)
  • 通信:固定通信、移動通信サービスを提供(ドコモ、KDDI、ソフトバンクなど)
  • 情報処理:情報システムの構築や運用(NTTデータ、日本IBMなど)

IT業界は「実力主義」の世界です。製品やサービスヒットすれば会社の業績はアップするし、そうでなければ停滞、衰退します。新陳代謝のサイクルが早いため、産まれては消えていくのがIT業界の最大の特徴かもしれません。

IT業界から離脱する転職をした人の理由

IT業界から離脱し、全く違う業界に転職する人も一定数います。その理由も、「会社の将来性が不安」であったり、「労働時間に対して給与が不満」だったりとさまざまです。

確かに、IT業界は長時間労働のイメージが強く、結婚などを機にIT業界から「卒業」する人が多いのも納得です。実力主義のため、成果を残さなければ解雇される可能性も高いです。

自分のライフスタイルやスキルに合った企業を見極める、というのもIT業界に転職する重要なポイントかもしれません。

IT業界に向いている人・向いていない人

IT業界に向いているのは、大きな裁量を持って仕事をしたい人です。特にベンチャー企業においては、入社してすぐ大きなプロジェクトを任せられる、なんてことも珍しくはありません。

また、エンジニアやプログラマーなどは意外と地味な仕事で、同じ仕事内容をコツコツと続けることもあるため、地道に同じ作業を行える人、自己主張の激しくない人、理不尽なことがあっても文句を言わない人、忍耐力の強い人も向いているでしょう。

一方で、コミュニケーションスキルが必要な職種も多いため、どちらかと言うと社交的な人が向いています。

一方で向いていないのは、変化を恐れる人、安定を求める人です。労働時間も一般業界より多いため、ワークライフバランス重視、という人も向いていないかもしれません。

実際にIT業界の中でどんな仕事をする?

IT系の職種は、「エンジニア系職種」「営業・コンサルタント系職種」「マネジメント系職種」「開発・研究系職種」の4つに大きく分けられます。それぞれ具体的に解説します。

エンジニア系職種

システムエンジニア(SE)

社外クライアントのシステム設計、プログラミング、テスト、保守・運用などシステム開発に関する一連の業務を行います。

社外クライアントの要望を元に設計書を作成し、プログラマーに伝えることも業務の一環であるため、コミュニケーションスキルなども求められます。

プログラマー

SEが作成した設計書を元に、プログラミングを行います。コーディング担当者として「コーダー」と呼ばれることもあります。

使用する言語は企業によって異なるため、事前に企業が使用している言語をチェックしておきましょう。

サーバエンジニア

サーバーの設計、構築、保守、運用を行います。サーバーで発生したトラブルへの対応やセキュリティ対策もサーバエンジニアの重要な仕事のひとつです。

Webエンジニア

Web上で動作するソフトウェアの設計、開発、保守、運用を行います。デザインなどを設計するわけではなく、主にシステムの動作面の開発を行います。

フロントエンドエンジニア

Webデザイナーによるデザインを元に、JavaScript(jQuery)やPHP、HTML、CSSの設計・実装などを行います。Webデザイナーの役割を兼ねることもあるので、Webデザインの知識があればなお望ましいでしょう。

ネットワークエンジニア(NE)

社内ネットワークの設計や構築、運用を行います。

カスタマーエンジニア

クライアントを訪問、またはクライアントに常駐して、システムなどに不具合が生じた時に対応するエンジニアです。電話で遠隔から指示を出すことでトラブル解決につなげることもあります。

ITの知識に長けたプロフェッショナルであり、クライアント相手の業務なので、コミュニケーション力も必要です。

サポートエンジニア

製品を導入したクライアントからの問い合わせに対応します。ヘルプデスクとも呼ばれます。メールや電話で対応することがほとんどですが、現地に調査しに行くこともあります。

テストエンジニア

開発した製品が正常に機能するか、バグがないかなどをチェックするのがテストエンジニアの仕事です。出荷前の製品の最終チェックはもちろん、流通している製品についてもバグチェックを行います。

海外のIT業界では独立したポジションがありますが、日本企業ではまだまだ浸透していないのが現状です。

社内SE

社内ITシステムの設計、構築、運用、保守を行います。社外クライアントから依頼を受けることはほぼないため、社内コミュニケーションが重要になってきます。

営業・コンサルタント系職種

ITコンサルタント

クライアントが抱えるさまざまな問題をシステムによって改善・解決することがITコンサルタントの仕事です。ITや業界に関する幅広い知識はもちろん、問題解決能力やコミュニケーション力も求められます。

マネジメント系職種

プロジェクトリーダー

社内プロジェクトの現場管理を行います。プロジェクトの開発プロセスすべてに関わるため、そのすべてに精通する知識のほか、マネジメント力も必要です。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトの全体を把握し、指揮・管理・進行を行います。社内外の担当者との連携が必須なので、幅広い視点と高いコミュニケーション力が求められます。

開発・研究系職種

製品開発/研究開発

自社製品やサービスの開発、研究を行います。ハードウェアの開発やアプリケーションの開発など、その内容は企業によりさまざまです。研究や開発の結果が企業の業績を大きく左右することもあるので、責任重大なポジションです。

IT業界で働きたいなら。転職前に身につけたいスキル

IT系のどの職種を目指すとしても、プログラミングスキルを習得しておいた方が将来的なキャリアパスにも有効です。

プログラミングスキルは独学でも習得できますが、専門用語などが複雑なため途中で挫折してしまうケースも多いようです。

もっとも効果的なのは、プログラミングスクールや職業訓練校に通うことです。プログラミングスクールの中には転職サポートが受けられる所もあり、そうしたスクールに通えば学びながら転職活動もでき、一石二鳥です。

本気でIT業界への転職を成功させるコツ

未経験からIT業界への転職を目指すのであれば、転職エージェントを利用するのがもっとも早道です。相談するだけでも良いし、転職のプロなので的確なアドバイスももらえることでしょう。

ただし、全くの未経験でIT系の職種を目指す場合は、なかなか仕事を紹介してくれないかもしれません。スクールなどである程度スキルを身につけるなど、前向きな姿勢をアピールしてください。

こちらの記事では頼れるエージェントを紹介しています。転職エージェント選びの参考に読んでみてください。

IT業界への転職を目指すなら、「急がば回れ?」「善は急げ?」

IT業界そのものに転職することは、さほど難しくはありません。ただし、IT系の職種に就き、将来的に業界でキャリアアップを目指したいと考えるのであれば、最低限の知識やスキルは必要です。

IT系の職種に就きたい場合は、業界研究や情報収集などの勉強を怠らず、転職エージェントなども利用しながら転職活動を行うことが納得のいく転職に近づきます。

ただし、悠長に転職活動を行うことはNGです。20代であれば未経験でもポテンシャル採用される可能性もありますが、30代になると高いスキルと経験が求められるので、ますます狭き門となります。

IT業界を目指した今のうちから何かしらのアクションを起こして、IT業界への転身を実現させてくださいね。