第二新卒歓迎の求人情報は信じても良い?実は上場企業も多い【20代の転職】

第二新卒歓迎の求人情報は信じても良い?実は上場企業も多い【20代の転職】のイメージ

求人情報でしばしば見る機会のある「第二新卒歓迎」の文字。果たして鵜呑みにしても良いのだろうか、「どうせ、おとり求人でしょ…」なんてひねくれた考えを持つのはもったいないです。

なぜなら、企業の第二新卒採用は現実に増えているのですから! その背景には、いまどきの転職市場の事情など、さまざまな要因があるようです。

しかしながら、第二新卒が歓迎されるからといって、誰もが希望の企業に転職できるかというと話が別。第二新卒ならではの強みと弱み、企業のニーズをしっかりと把握せずには、採用を勝ち取ることはできません。

そこでこの記事では、今、第二新卒が企業に注目される理由をメインに、第二新卒の賢い転職方法についてアドバイスします。先方のニーズが分かっていれば、あとはそれに合わせた転職活動を行うのみ、いたってシンプルな転職成功法と言えるでしょう。

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何から進めればいいの?

第二新卒の場合、転職活動は初めてという方がほとんど。
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この記事のもくじ

「第二新卒歓迎」を企業が募集する理由は?

ひと昔前までは、「せっかく新卒で入社した会社をすぐ辞めてしまうなんて、甲斐性のない人間だ」とマイナスのレッテルを貼られがちでしたが、現在ではそうでもありません。むしろ、そうした人間こそウェルカム的な風潮すらあります。では第二新卒が企業に歓迎される理由とは? 詳しく見ていきましょう。

そもそも第二新卒って?

第二新卒に明確な定義はありませんが、一般的には「学校を卒業して3年以内」の方を指すことが多いようです。仮に大学を卒業したとすれば、年齢的に22~25歳といったところでしょうか。

転職市場においては、一度新卒で就職したものの、3年以内の短期間で離職、転職する方を第二新卒と呼ぶことが多く、求人でよく見かける「第二新卒歓迎」とはこうした意味合いを持ちます。

第二新卒と混同されやすいワードに「既卒」がありますが、こちらは学校を卒業してから一度も正社員として働いたことがない方をいいます。

新卒と中途との中間的存在である第二新卒

新卒の場合はイチから育てる必要があり、教育コストが発生します。企業にとっては、手塩にかけて育て上げてそろそろ一人前になったと思った時に「離職します」と宣言された時の喪失感といったら…。今や新卒の3人に1人は3年以内に離職する時代なので、このような事態が発生する可能性はなきにしもあらず、なのです。

一方、中途採用は、確かに実力はあるかもしれませんが、前職のカラーに染められていることが多く扱いにくい側面があります。自分のスキルに自信があるため、自己主張が激しかったり、自分のやり方を貫こうとしたり…これも厄介ですよね。

第二新卒はその中間的なポジションにあります。社会人経験があるため最低限のビジネスマナーなどは心得ていて、教育コストもそうかかりません。また、若いので飲み込みも早いのが歓迎される所以です。つまり企業にとっては「美味しいとこ取り」ということになります。

ミスマッチが少ない

第二新卒は一度新卒で失敗しているから転職をするわけで、二度目の失敗は避けようと慎重に企業選びをする傾向があります。新卒では「何でもいいから採用されたらいいや」「大手だから良いだろう」と考えて就職したかもしれませんが、二度目となると「本当に自分がしたいことは何か」「どんな企業で働きたいか」「将来はどうありたいか」など、明確なビジョンを持つようになります。

今後のキャリアプランを考慮した上での転職となるので、その姿勢と企業がマッチングすれば、企業も安心して採用することができるでしょう。

若年層の人材不足

少子高齢化で若手が少なくなってきている今、企業間の「優秀な新卒の取り合い」競争は激化しています。そんな中、とくに新卒にこだわらず新卒同様の立場である優秀な第二新卒に目を向ける企業が増えてきているようです。

第二新卒歓迎の求人を効率よく見つける方法

第二新卒歓迎の求人を見つける方法はいくつかあります。ハローワークや転職サイトでも第二新卒可の案件を多数取り揃えています。だけど、できれば効率よくピンポイントで見つけたいですよね。ただ「第二新卒」「求人」と検索していたらそれだけで1日が終わってしまうこともありえます。

そんな時に頼れるのが、転職エージェントです。新卒で採用された第二新卒の方は当然利用経験がないと思われますので、いまいちピンと来ないかもしれません。

転職エージェントをひと言で表現するのなら、「転職支援に特化した無料のサービス」です。登録をするだけで転職の相談、求人紹介、面接のセッティング、給与交渉なども行ってくれます。しかもすべてのサービスは完全無料。表には出ていない非公開求人も豊富なので、自力で転職活動をするよりもずっと効率的に求人を探すことができます。

なぜ完全無料でこのようなサービスが存在するのかというと、転職エージェントは求職者が入社することで企業から一定の報酬を受け取っているからです。結果的に自分や会社の利益につながるので、それだけ手厚いサポートを擁しています。

ただし、若年層に特化した転職エージェントや希望の業種/職種に特化した転職エージェントなど、エージェントによって特徴は異なりますので、転職エージェント初心者であればまずは大手に登録して様子を伺うことが無難かもしれません。

大手企業にも「第二新卒歓迎」という企業は多い

前述のとおり、「新卒者の3割が3年以内に辞める」と言われるほど、新卒の離職率が高い昨今。それは驚くことに大手企業にも共通しています。そこで大手企業もその3割を補填するために積極的に第二新卒を採用する傾向にあるわけですが、大手企業が第二新卒を歓迎する理由はほかに何が考えられるのでしょうか。

採用市場の変化~空前の「売り手」市場へ~

近年は「売り手市場」と言われ、たとえ大企業であっても思うように優秀な新卒を確保できないのが実情。そうした背景から白羽の矢が立ったのが、第二新卒です。第二新卒であれば新卒と年齢もそう変わらないし、新卒採用ではご縁がなかった逸材にも出会える可能性があります。

社会にまだ染まっていない

一般的な中途採用であれば、企業は求職者にスキルや即戦力を求めます。しかし第二新卒にはそこまで求めません。というのも、第二新卒は社会人経験が浅いため、新卒同様、やる気やポテンシャルに溢れています。そこに期待を寄せるというわけです。

また、社会人経験が浅いということは、企業的には十分に自社色に染める(育成する)ことができる、というメリットがあります。社会人経験が浅いといっても一度社会に出たのだからそれなりのビジネスマナーは持ち合わせているため、そうした研修に時間とお金がかかりません。とくに教育コストがかかる大企業にとっても大きなプラスとなります。

【おまけ】大手企業に採用されるには?

大手企業でも第二新卒は歓迎される傾向にありますが、それだけ応募者も多いのが事実です。書類・面接を突破して採用を勝ち取るためには、応募書類に手を抜かないことが第一の鉄則。空欄があるなんてもってのほかで、やる気を見せるためにも気持ちを込めて、自分の言葉で項目を埋め尽くすようにしましょう。

次に、面接です。面接で第二新卒が見られているのは立ち居振る舞いです。社会人に相応しい立ち居振る舞いを心がけてください。

必ず転職理由について聞かれますが、この時に前職の不満は絶対に避けるようにしましょう。また同じ理由で離職するのではないか、と懸念を抱かれてしまいます。たとえ不満が理由の退職であっても別の言葉に置き換えて、前向きな転職であることをアピールしてください。

第二新卒をハンデにせず、メリットにする方法

第二新卒の最大のハンデは、「新卒で入社した会社を短期間で辞めた」ということです。企業の採用担当者は、「またすぐ辞めてしまうのでは?」といった懸念も当然あります。そんなハンデをカバーするには、短期間で辞めた理由を克服する&した姿勢を見せることが効果的です。

誰にだって欠点や過失があることは、採用担当者も理解しています。重要なのは、それに対してどう立ち向かい、改善を試みたかということです。しっかりと説明できる域まで持っていけばハンデだってメリットに変換され、むしろ好印象を持ってもらえることでしょう。

第二新卒-企業のwin-winな関係を把握して、理想の転職を実現しよう

「新卒で就職したのに短期間で転職!?」昔はそう思われる傾向も確かにありましたが時代は変わり、新卒の3人に1人が3年以内に離職する今、短期間で離職・転職することはさほどネックではなくなりました。

現在では大手企業ですら、第二新卒の転職を快く受け入れています。第二新卒の立場から言えば、確かに3年以内に離職する/した、ということには引け目があるかもしれません。ただ、その経験を転職先で教訓にすればいいだけのことです。

なにより、第二新卒には若さとモチベーションがあります。第二新卒ならではの可能性に企業も期待しているのです。

企業の期待に応え、同じような過ちで転職を繰り返すことがないよう、「今回が最初で最後の転職だ」との覚悟を持って転職活動に挑んでみてくださいね。新天地はきっと明るいはずですから。