転職が怖い…。決心できない…それでも次に進むための心構えと気持ち解消法

転職が怖い…。決心できない…それでも次に進むための心構えと気持ち解消法のイメージ

転職が怖くてどうしても決心できない…。そんな人も多いと思います。転職したい理由も人によってさまざまで、100人いたら100通りの理由があります。もちろん、ひとりで3つも4つも理由がある人だって少なくないでしょう。。

しかし怖いからといって、不満を持ちながら現職に留まるのは正解と言えるでしょうか。人によりけりではありますが、、転職したものの失敗して、また転職を繰り返す「転職のループ」にだけは陥りたくないですよね。

この記事では、転職への恐怖心をなくし、第一歩を踏み出すための、そして希望の転職を実現させるための方法について指南します。

初めての転職活動
何から進めればいいの?

第二新卒の場合、転職活動は初めてという方がほとんど。
そんな方に向けて、ちょっとした疑問から、具体的な転職活動までサポートしてくれるのが転職エージェント。

転職で必要なノウハウを無料で教えてもらえるので、まずは相談してみるのが近道です。

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この記事のもくじ

転職はやっぱり怖い。この気持ちは仕方がないもの

現状に不満はあるけれど転職するのは怖い、という人は大勢いると思います。新卒とは違いたったひとりで新天地に飛び出すわけですし、年齢を重ねるにつれてやる気もパワーも衰えてしまうのも仕方のないことです。

何度転職を経験しようとも、回を重ねるほどに恐怖度がアップするのが転職というものですが、そんな時は、怖くない転職なんては存在しない、と開き直ることが重要かもしれません。怖くて当たり前、それを乗り越えることで吉と出るか凶と出るか。それは実際に経験してみないと分からないのですから。

そう、転職は人生の分岐点。だからこそ躊躇してしまうのですよね。怖いものは怖いのです。ですがゴールや目標があるのなら、怖い気持ちにも立ち向かえるはずです。

転職が怖いと思ってしまう大きな理由

転職が怖いと思うのは当然のことです。その大きな理由として、4つ考えられます。理由さえ分かれば、あとはそれを克服するだけ! 自分がどの理由にもっともフィットするのかを分析してみましょう。

転職に成功するか分からない

転職活動は精神的にも体力的にも、また金銭的にも負担が大きいものです。希望する仕事を見つけたところで、必ずしも採用されるかどうかは分かりません。また、退職後に転職先がなかなか決まらない場合は、最悪、無職になってしまいます。100%転職成功の自信があるのなら別として、年齢的・キャリア的な理由などで転職が難しそうであれば、怖気ついてしまうのも当然です。

初めての転職で怖い…

初めての経験って不安だけどドキドキワクワクしますよね。しかしながら、転職については期待よりも不安要素の方が強い傾向にあります。その理由は、先が見えないからではないでしょうか。もちろん、必ず成功するといった保障もありません。他人から転職成功の話を聞いたとしても、プロセスや手段は参考になるかもしれませんが、結局実行するのは自分自身。他人の方法で自分も成功するかと言ったらまったく違うお話です。人間、先が見えないこと(失敗するかもしれないこと)に果敢に挑むほど強くはないのです。

また、今の仕事が嫌だから転職したい。そんな気持ちだけで転職して良いのか? という疑問もありますよね。仕事は嫌なもの。それが当然なのではないか。転職したとしても結局同じように嫌になってしまうのではないか…。初めての転職は、不安だらけです。それは怖いに決まっています。

転職先の職場や人間関係、仕事内容が合うかどうか不安

仮に転職がうまくいったからといって、転職先での職場や人間関係、仕事内容はまだ見ぬ世界です。新しいモノを一から築き上げるよりは、慣れ親しんだ現在の職場で辛抱した方が精神的にも楽なのではないか、と思ってしまいがちです。

給料が下がるかもしれない

例えば、これまでの仕事と全く異なる業種や職種に転職したいと考えた場合、転職先では新人かつ素人ということになります。その結果、給料が今より下がる可能性は多いにあります。希望している仕事ではあるけれど、生活のランクを今より下げるのは…と転職を躊躇する人も多いようです。

お世話になった職場に申し訳ない

現在の職場環境が良ければ良いほど、転職を切り出すことが難しくなります。ここまで教育をしてくれた上司、気の合う同僚に何と言っていいのか分からない。言ったところで、転職を引き止められるかもしれません。

事実、新卒で入社した社員に会社が負担する費用は、3年で総額数百万円と言われています。それがそのまま会社の損失になるわけですから、それは「恩を仇で返す」ことになります。謙虚な日本人がもっとも苦手な分野と言えます。

一度は転職を決意したものの、決心が揺らぐ時はどうする?

「転職する!」そう決意しても、周囲から引き止められたり、転職後に後悔しないのか自問自答したりして、決心が揺らぐこともあるでしょう。転職するかしないのかの判断基準として、下記の方法が有効かもしれません。ぜひお試しください。併せて、こちらの記事も参考にしてください。

会社(業界)の将来性を考える

現在働いている会社(業界)の将来性の有無は転職のひとつの判断基準になりえます。会社や業界が成長途上の場合は、今後自分の待遇も環境も変わり、もしかしたらゆくゆくは転職を決意した要因が消失する可能性があります。

一方で、会社や業界が過渡期にあるか衰退していて成長が望めない場合は、今後も自分の待遇に変化がないどころか、転職要因がますます増えていくことになります。
会社や業界がどのような状態にあるのかについては、インターネットや周囲との会話から知ることができるはずです。将来性がないと判断したなら、転職を迷う必要はありません。自分は会社のためではなく、自分のために存在しています。あっさりと見切りをつけて問題ないでしょう。

自分の将来性を考える

現在の会社に留まって、今後得られることを考えてみましょう。まだまだスキルや上のポジションを得ることができる可能性があるのか、ないのか。もしこれ以上望めないというのなら、留まる必要はないと言えます。

ただし、安易に「では転職を」というわけではないので注意が必要です。現在のスキルが専門的なものではなかったり「誰でもできる」レベルのものであったら、たとえ転職できたとしても「誰でもできる」レベルの仕事しか任せてもらえません。それでは、キャリア形成や将来性といった視点では転職してもあまり意味を成さないですよね。

こうした、がっかりな転職を回避するためには、転職を希望する業界で有利になる資格を在職中に取得する、できる上司のノウハウを盗む、などの努力が有効です。他人より重宝される人材に成長することで、明るい将来にも一歩近付けることでしょう。

自分の正しい市場価値を知る

転職活動をするにあたって、自分を客観視することは非常に重要です。自分を過信したり、逆に過小評価していると、転職でミスマッチが生じることになります。そのため、就職や転職の際には自己分析を念入りに行う必要があるのですが、その一環として、インターネットで自分の市場価値を調べる方法があります。自分がもしも想像以上に高評価であれば改めて転職への決意が固まるかもしれませんし、低評価であれば転職には時期尚早なのかもしれません。

また、転職サイトや転職エージェントによっては、自分の経歴を登録することで「オファーメール」といって企業からのスカウトを受けることもでき、スカウトをくれる企業が提示する年収や業務内容からも自分の現時点での市場価値を知ることができるでしょう。

転職要因の改善を試みる

会社(業界)に成長性があり、ゆくゆくは今回転職を決意した要因がなくなるかもしれない。その場合は転職を踏みとどまっても…。と言うことは、「会社(業界)の将来性を考える」の項目でもお伝えしました。そこから一歩進んで、自ら転職要因をつぶすことも転職をする/しないの判断材料となりえます。転職要因が消失してしまえば、そもそも転職をする必要がないのですから。

例えば職場の人間関係が転職要因であれば、上司や人事に相談してみましょう。人員配置を検討してくれるかもしれません。給与が不満であれば、上司や人事に昇給の交渉をするほか、スキルを磨くという手段もあります。残業が多いのが辛いのなら、上司に相談してほかの人にタスクを分担してもらいましょう。増員を依頼するのも良いですね。

まずは自分で努力してみて改善を試みる。それでもダメなら転職すれば良い。そう開き直ることで心も軽くなって、転職するべきか否か、考えがクリアになるかもしれません。

第三者からアドバイスをもらう

転職の決意が揺らいだ時は、ひとりで抱え込むよりも第三者に意見を仰ぐことも有効です。ただし注意したいのが、相談する相手です。例えば、家族や同僚、上司はあまりおすすめできません。なぜなら、家族だとどうしても私情が入り込むし、同僚や上司は転職を引き止められる傾向が強いからです。

おすすめは、在職している会社とはまったく関係のない機関です。転職エージェントなら客観的に判断してくれるし相談も無料です。並行して転職活動もできますよ。また、厚生労働省では、転職者の無料相談窓口「おしごとアドバイザー」のサービスを提供しています。キャリアコンサルタントの有資格者が相談に乗ってくれるので、安心できます。メール相談は24時間365日(ただし返信には時間がjかかることがあります)、電話相談は平日夜に加えて土日もOKと、忙しい人でも利用できるのもありがたいですよね。

転職が怖くてなかなか決意できない。こんな時はどうすれば?

誰しもが転職=怖い、その一般的な理由については前述のとおりです。そんな時はどうしますか? 逃げますか? 立ち向かいますか? 立ち向かう勇気を持つためのノウハウを紹介していきます。

退職する前に転職先を決めておく

在職中に転職活動を行い、転職先が決まっているのであれば、金銭的にも精神的にも余裕を持つことができます。転職の決意も揺らぐことがないでしょう。

転職前に、必要なスキルや資格を身につけておく

例えば外資系への転職を希望するのであれば、英会話を習う、退職後に職業訓練校などで転職に有利な資格を取得する、などが考えられます。もちろん、自己流の勉強法でも構いません。大事なのは、学ぶ意欲です。転職希望先における面接時のアピールとしても有効ですし、自信にもつながります。

自己分析して、自分の強みと弱みを把握する

スキルや年齢がネックになり、転職を躊躇する人は多いものです。冷静に、客観的に自己分析を行い強みと弱みを把握しておくことは履歴書を書く際にも、面接の際にもブレが生じることがなく効果的です。新卒の時に試したよ、という人でも、社会に出てからの自己分析はあまりしたことがないのでは? 一度立ち止まって、今の自分を客観視するようにしましょう。

業界や企業の情報収集を行う

とくに未経験からの転職の場合は、事前の情報収集が大切です。業界のトレンドはもちろん、企業が求める人材、傾向についてもリサーチしておくようにしましょう。企業が求める人材には、業界や職種ごとにそれぞれの特色があるので、求人を見て分析することもおすすめです。現在は企業についての情報を網羅した匿名の口コミサイトなどもあるので、そちらも参考にしてみると良いでしょう。。

現職を辞めたい理由を明確にして、それをつぶしていく

転職をしたいと考える時には、何かしらの理由があるはずです。現状への不満、キャリアアップなど人によって様々ですが、退職したい理由に優先順位をつけて、ランクが高いものからつぶしていきましょう。例えば、残業が多いことが転職したい理由であれば、残業がない会社を転職の条件にすれば良いのです。

転職エージェントに相談する

友人や家族に転職の相談をするのも良いですが、私情や世間体などが先行してしまい、期待していた答えとはズレが生じる可能性があります。そんな時に頼れるのが、転職エージェントです。

転職エージェントはなんと言っても転職のプロですし、これまでにいくつもの転職事例を見てきているので客観的にアドバイスしてくれることでしょう。登録や相談も、履歴書の添削や面接対策も、求人の紹介まですべて無料でできることから、利用しない手はありません。

ただし、転職エージェントにもそれぞれ強みや弱みがあるため、やみくもに登録するのは避けて自分が希望する業界や職種に強いところを狙い撃ちするのがポイントです。可能であれば、在職中から登録しておけば退職後に焦って仕事を探す必要もありません。

職場の雰囲気や仕事内容についても事前に知ることができますし、入社後のミスマッチを防ぐためにも有効です。また、非公開案件も豊富なので、自分では探しきれなかった案件に出会うことができます。
そうは言っても、転職エージェントの選び方が分からない…。そんな人は、選び方から勉強しましょう。下記のサイトでは、おすすめエージェントも紹介しています。

年代別の転職の心構え

企業が求める人材は、転職者の年代によって異なります。企業のニーズを把握し、不足している部分があるようなら、転職する前にそれをカバーするだけのスキルを身につけるよう努力してください。

20代前半

業務経験やスキルが浅い20代前半の転職者に企業が求めるのは、ポテンシャルと熱意ややる気です。逆に言うと、経験やスキルはあまり重要視されません。そのため、異業界/異業種からの転職も十分にチャレンジできる年代です。とは言え、最低限のビジネスマナーなどは身につけておきましょう。

20代後半

転職者がもっとも多いのが20代後半です。つまり、それだけ同年代のライバルが多く、採用される確率が低くなります。ある意味「買い手市場」のため、企業が転職者に求めるハードルも高くなり、「誰でもできる」スキルでは不採用になることを覚悟しておかねばなりません。
20代後半の転職者に求められるのは即戦力となるスキルや能力です。また、将来的にリーダーになれる資質もチェックされます。自信がない場合は、転職する前に現在の仕事における具体的な成功体験をつくりましょう。

なお、一般的に「未経験歓迎」とされる年代は20代までです。30代になると職種を変更することはまず難しくなるので注意が必要です。

30代

30代では、人・業務をマネジメントするスキルが求められます。さらに、それなりのポジションにつき人の上に立つことになるので、人間的な魅力も必須です。前述のとおり、未経験の職種はかなり厳しいです。

いつまでも怖がったままではステップアップできない

転職が怖いからといって、いつまでも現状維持でいるのであれば何も変わりません。現状を変えたいと思うのであれば、まずはじめの第一歩を踏み出してみませんか? たとえ失敗したとしてもその経験は糧となり、次に活かすことができます。

誰のものでもない、自分の人生です。その大半の時間を占めるのが仕事なのですから、今後の人生のためにも転職の怖さに打ち勝つこと! それが仕事、ひいては人生のステップアップにもつながります。

転職は決して「逃げ」ではありません。自分への挑戦です!

失敗するからこそ学びがあり、新しい道を切り拓くことができるものです。自分を見つめ直すことができるせっかくのチャンスを、「怖い」で逃げてしまったらもったいないと思いませんか?

そのタイミングは今かもしれないし、今じゃないかもしれません。とは言っても、年齢が若ければ若いほど転職が有利なのは周知の事実です。

場数をこなせば転職に対する恐怖が薄れるわけではありませんが、少なくとも何もしないでくすぶっている人間よりも何か行動する人間の方が魅力的に映るのは間違いありません。
数十年後、現状への不満を居酒屋で話しているようなサラリーマンになるか、充実した毎日を送り部下から尊敬される上司になるか、選ぶのはあなた次第です。

転職への恐怖心をも味方につけて、「思い立ったが吉日」「当たって砕けろ」精神で突き進むこと。たとえ失敗しても、人間的には一回りも二周りも大きくなるはずです。失敗のリスクを回避する手段のひとつとして転職エージェントの利用は有効なのでぜひ検討してみてくださいね。